16話 ページ28
―１週間後―
レイはしっかり学校に馴染んでいた。
様々な問題も、もちろんあった。
例えば、水泳の授業。前の日に英梨花が泳げるのか聞くと、「50メートル２．３秒くらい。」という、衝撃の返答が返ってきた。この時にちゃんと抑えて泳ぐように言わなければ大事件になっていただろう。(翌日、男女合わせて１番速く泳げる英梨花と互角のタイムを叩き出したレイは、それ以降水泳部の猛烈なスカウトに悩まされることになるのだが、それはまた別の話である。)
他にも、レイは10℃くらいの風呂でないとダメらしく、いつもはシャワーで、たまに冷風呂のある銭湯に行くことになった。(たまに美少女がくる銭湯として客足が伸び、管理人の老夫婦に陰で感謝されるようになるのだが、それもまた別な話であるし、レイ自身は知ることもない。)
ただ、英梨花たちは少し油断してしまっていた・・・。
レイは一人で学校から帰っていた。
ほかの皆は、学校の作業で遅くなるらしく(涼介は誰にも起こしてもらえず、特に作業はないが教室に取り残されている。)、レイは1人で帰っていた。
魔の手は唐突に襲い掛かってきた。
全身に電撃によるのであろう激痛が走り、気付いたらもう既に地面に倒れていた。手足が縛られていくのがわかる。脳内が恐怖に支配され、声を上げようとするが声、声がかすれて出ない。
おそらく、ダークマターであろう声が聞こえる。
「…………、て・・・・・、」
「・・・・・・・・、と・・・が・・・」
「・・・まだ意識があんの・・・。」
声と同時にまた激痛が走った。何とか意識を保とうとする。
「しつこい・・・。」
もう一撃。
もうこれ以上は無理だった。
薄れゆく意識の中で一か八かの賭けに出た。
『助けて…、アルベルト兄さん…。』
テレパシーだ。
届いてくれるだろうか。兄のところへ…。
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アル♪(プロフ) - 更新お疲れさん！これからも楽しみにしてるね〜お互い更新頑張ろ！ (2019年11月26日 14時) (
レス) id: 4c9303def2 (このIDを非表示/違反報告)
abc123www - はい！深まってきています!！! これからも読者の皆さん、よろしくお願いします！! (あんまり返せないけど、いろんな人のコメント待ってます！!感想とか支えになるので…。) (2019年3月31日 19時) (携帯から) (レス) id: 8f16e9cb2c (このIDを非表示/違反報告)
アル♪(プロフ) - 段々ワールド深まってきたね←引き続き更新頑張ってねん笑 (2019年3月31日 10時) (レス) id: 4c9303def2 (このIDを非表示/違反報告)
アル♪(プロフ) - 苗字なんて読むのか分からないので、教えてくださいな！更新頑張って笑 (2019年3月8日 18時) (レス) id: 4c9303def2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：abc123www | 作成日時：2019年3月7日 22時
