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その日、オペが結構時間かかって帰宅が遅くなった

シュウ寝てるよなぁ

そろりと中に入って風呂に入る

疲れた……

こんなに長いオペになるとか思ってなかったし

あとで何か…食べるか飲むかしよう

……ダメだ、このまま風呂で寝そう

風呂で寝ると危ないから……出よう

さっさと出て、何か胃に入れて、寝よう

私は着替えてキッチンへ行き、冷蔵庫を漁る

何もないな…買い物してねぇから当たり前か

シュウも忙しいし

あー……何もねぇし、寝よう

くるりと振り向くと、シュウが立っていた


貴「ッッッ‼し、しゅう!」

虹「悪い、驚かせたか」

貴「驚いたどころの話じゃない、心臓飛び出るかと思った……」

虹「悪かったって。それにしても遅い帰宅だな?」

貴「オペが長引いて…何でお前寝てねぇの?明日仕事だろ?」

虹「……お前の事、待ってた」

貴「…は……?わざわざ?こんな夜中まで…何か用事があったのか?」

虹「………恋人と…一緒に寝たいと思って、悪いか」


小声でそう言ったシュウの顔は暗闇でも分かるほど赤くなっていた

つられて赤くなる

………か、可愛い…


貴「わ、悪くない!一緒に寝よ…」

虹「…かわいい」

貴「お前がな……わっ」

虹「あー、やっぱ風呂上がりだな。良い匂いする」


ぎゅっ、と抱き締められる

私の方が小さいからシュウの胸に顔を埋めることになるが、これはこれで至福だ

シュウの匂い……落ち着く…

私たちはそのまま触れるだけのキスをする

少し恥ずかしくなって離れて、寝室へ向かう

シュウの寝室で良いか

もぞもぞと中に入り、暖かい場所に身を置く

さっきまでシュウが入ってたからか暖かい


虹「……A」

貴「シュウ?」

虹「…いや、何でもない」

貴「そうか。……ん、もう眠い…」

虹「疲れてるんだろ。寝ろよ」

貴「うん……でも…せっかく、シュウといられるから……話したい…」

虹「い、いつでも話せるだろ…今日は疲れてるっぽいし早く寝ろよ」

貴「……そ、する」


シュウに抱きついて暖を取る

…………暖かい

やっぱり疲れてるな、私

もう閉じた瞼が開いてくれない

シュウの顔、見たかったのに

でも仕方ない…今日は大人しく寝よう

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碧夜叉 - shinox2さん» やっとくっつかせることが出来ました!ここまで長かったです…!一番の功労者は灰崎ですね(笑) (2018年1月14日 23時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - やっとくっつきましたか〜。灰崎いい仕事した!! (2018年1月14日 15時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年1月8日 21時

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