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チュウガクセイ ページ4

「A、家まで送るのだよ。」


「あ、真太郎!!じゃあ、さつきちゃんまた明 日!!」


「うん!明日ねー!青峰君、帰ろっ!」


「おぉー。」




みなさんどうも!Aです!


今の会話を聞いて察しているかもしれませんが……

私と真太郎は付き合っています!!

ほぼ毎日私を家まで送ってくれる真太郎が大好きです!!





今は一学期。
3年になりたての春。









校門を出て少し歩いたところで真太郎が、




「A…手、繋いでも、いい、か…?」


と、聞いてきたので、私はもちろん、


「!!うん!!」


って、返しましたね!


いわゆる恋人繋ぎってヤツで少し密着するので心臓バックバク!!




………それにしても、




「寒いねー!もうすぐ春なのにね!!」


「あぁ、そうだな。今日はいつも以上に寒いのだよ。」


「ねー!ねぇ真太郎っ!春休みどこか行かない?」


「あぁ。赤司達も誘ってどこか行くか。………それとそれとは別で、Aと二人きりでも行きたいのだよ。」


「!私も!!絶対に行こうね!!」




なんて他愛もない話をしながら私達は帰路につく。








「じゃあ、明日。朝迎えに来るのだよ」



まだ一緒にいたい………けど、真太郎に迷惑かかっちゃうよね……?


明日も会えるしね!!!




「…うん!!………じゃあまた明日!」



「…A。」


「真太郎?どうし…!


「………すまん…じゃあ明日」



スタスタと真太郎は、行ってしまった。


真太郎からキスしてくるなんて珍しいなぁ


……耳真っ赤だったなぁ




そう思いながら私も家に入る。




「ただいまー」



「おかえりー。相変わらず彼氏さんとは仲良いのねー!!」



「!まさか!!お母さん見てた!?」



「見えちゃったのよー!」



「嘘つけぇぇぇぇ!!!!」




ドクン……!





「っっ!!!」




何……これっ………!!!


肺近くが……痛いっ……




「ん?A?どこか痛いの!?」



お母さんがそういった時にはもう痛みは
おさまっていて。




「いや、なんか急に大声出したからか、

身体がびっくりしたのかなぁー」



母「そう?体調悪くしたら言ってね?」




心配顔のお母さんを横目に自分の部屋に向かった。









この時の私は知らなかった。


深い闇にのみこまれていっているのを………

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作者名:オーロラ | 作成日時:2019年8月9日 1時

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