11話。 ページ11
Aside
「へえ!結構やるじゃあねぇか。ペッシお前〜、Aに負けるぞォ〜」
イルーゾォがそうペッシを煽る。いつの間にか、後ろのソファには出かけたメローネとギアッチョ以外の全員が私たちの戦いぶりを見ていた。
「A才能あるよォ!すごいねやったことないのに…器用なんだなあ」
『え、えへ……ありがとう』
はじめて褒められた…。くだらない事だけど、すごく嬉しかった。
しばらくすると、メローネとギアッチョが帰ってきた。任務だったのか、2人とも疲れているように見える。
「おー、大丈夫か?はは、メローネ。また女に殴られたな?」
「リーダー…いや、まあな…。良い母体はすぐ殴りたがるからな」
「A、悪いが手当してくれないか?自分じゃどうも出来そうにない…疲れててな」
『わかりました。…あ、イルーゾォ、これ頼みます』
イルーゾォにコントローラーを任せ、メローネの肩を持ちながら彼の部屋へ行く。
近くに来て気づいたが、思っていたよりも大変だったみたい。呼吸が荒く辛そうだ。
『ギアッチョ、あなたは大丈夫なんですか?』
「あー、俺は…じ、自分で出来る」
ギアッチョは一瞬目を泳がせ、逃げるように自室に入ってしまった。
私、嫌われてるのかなあ…
『……』
「思い悩むなよ。ギアッチョは普段からああだ。女の子と関わったことないから、照れてるだけなんだ。いつか仲良くなれるさ。それに君のスタンドとアイツのスタンドは相性が良い。いつか嫌でも組まされる」
『そう、ですか…。』
私のスタンド。それは無機物を生命化させるスタンドだ。ある日急に使えるようになった。
きっと父の影響だ。父と一時期一緒に過ごしていたことがあるが、彼もまた、奇妙な力を使っていた。時間を止める能力だ。実際に時間を止めてるのかどうかは私に判別はつかないが、でもそうなんだな、と、なんとなく理解していた。
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梅花 - こんにちは12話も最高です くるちゃんさんもこれから仲良くできたら嬉しいですお二人共これからもよろしくおねがいします (2021年9月21日 10時) (レス) id: 7df7a78d6a (このIDを非表示/違反報告)
4番くん(プロフ) - くるちゃん。さん» ありがとうございます!これからも見てくれると幸いです。 (2021年9月19日 17時) (レス) id: 2a341e36a7 (このIDを非表示/違反報告)
くるちゃん。 - とっても面白かったです! 読みやすいし 内容がしっかりしてるし、最高です! 続き楽しみにしてます! (2021年9月19日 14時) (レス) id: 653f3c1549 (このIDを非表示/違反報告)
梅花 - あひゃーペッシィィ可愛いなぁーおい 次回も楽しみにしてますね (2021年9月19日 10時) (レス) id: 7df7a78d6a (このIDを非表示/違反報告)
梅花 - あっーー10話でしたぁ 失礼いたしました (2021年9月17日 23時) (レス) id: 3d213de61e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:4番くん | 作成日時:2021年9月5日 8時