【黒 バス】彼女はキセキが嫌いなようで

キミ達の居場所はないの ページ5

赤司や黄瀬は帝光中でモテてた
女子に囲まれるなんて、日常に一つ


なのに女子に囲まれないから
不思議なんでしょ


それに


私のものだから
女子も男子もぜーんぶ


すると、キセキ達がコソコソし始める
女子かよ


「なんでアイツ囲まれてるんスか」

「な、あんな奴どこがいーんだか」


中々言ってくれるじゃない


「そんなに言うんだったら
お前達も話してくればいいのだよ」

「オレおかし食べたい」

「学校ではダメですよ、紫原君」

「オレが行く」


そう言って赤司が立ち上がる


やだ来ないでよ気持ち悪い


…ちょうどいいから教えてあげる
貴方達の思い通りには行かないことを


「やあ、久しぶりだね黒崎さん」

「覚えててくれたんだ、意外ね」


嬉しくもない
覚えてるなんて


「おい赤司！コイツなんかと喋るなよ」

「青峰君うるさいです
行きましょ？赤司君」

「そうっスよ、こんな奴…と」


私を批判する声が止まった


そうでしょうね
今更気づいたのだから


「なにあれ」

「Aのこと悪く言うなんて」

「キセキの世代ってあんな人達だったの？」


みんな庇うのは私
みんなが信じてるのは私


そんなのはこの学校じゃ当たり前


「は？なんでみんなコイツの味方なんスか」

「ここは私の国なの、ここでは私が全て
キミ達が逆らえば…」


私は黄瀬に近づき肩に手を置く


そして囁くように
けど、全員に聞こえるように言った


「潰すことも出来るのよ」

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