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午前5時前の甘いキス。04 ページ4

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覚えててくれた、と言う事がこんなに嬉しいなんて。

心が躍る。ってまさにこの事を言うんじゃないだろうかと思う。




「ありがとうございました。」



コンビニの店員さんが笑顔であたしを見送った。

コンビニから出た途端吹き付ける冷たい風に体が震えた。


急いで帰らなきゃ、門限ぎりぎりになっちゃうな……。


近道をしようと、人通りの少ない道を通ったのが間違いだった。




少しだけ早歩きで帰ろうと、足を進めた先であきらかにチャライ男が3人あたしを見てヒソヒソ話していた。



こういうの、気分悪いんだよね……。

悪口言われてるみたいなんだもん、と目を合わさず通ろうとしたら手首を掴まれた。




「桃井さつきちゃんだよな?」

「え……」




なんで知ってるんだろう……。

戸惑って、何も返せないでいると手首を掴んでいた男が言った。




「俺等も帝光中だったんだけど、

さつきちゃん可愛いから有名だったんだよな。ちょっと話さない?」



「帰らないといけないので……」



「え、何。家?厳しいの?」

「……っ」




怖い、と思った。

けど青峰君も誰も助けてくれそうな人が周りにいない。



助けてと言おうにも、誰も気づいてくれるはずない。




強引に、引っ張られる様にグイグイ手を引っ張られた。



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十逢 - ☆抹茶ぷりん☆さんと同意見で実はうちも思ってたんですよ!桃井ちゃん可愛いのに小説すくねぇなー、と!なんで書いちゃいましたね笑 まじですか!応援されてると思うと頑張れる!ありがとうございます! (2014年12月23日 0時) (レス) id: 9318851bac (このIDを非表示/違反報告)
十逢 - 赤司君とのお話し大好きです!!一目見た日に一気読みしちゃいました笑 リスペクトです、ほんと(*^^*) 「尊敬」の一言につきますよ!文才分け与えてほしいです(*´∇`*) (2014年12月23日 0時) (レス) id: 9318851bac (このIDを非表示/違反報告)
☆抹茶ぷりん☆ - 桃井ちゃんとの恋愛物ってあまり無い気がするんですよね。だから、すっごく新鮮で好きですっ!!更新頑張ってください!応援してます!! (2014年12月23日 0時) (レス) id: 8c00b7f1df (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖.(プロフ) - 十逢さん» ひぇぇぇえ;;私なんぞの作品読んでくださいましたか。ありがとうございます(*´-`)憧れの作者さんだなんて照れます(//’-’//) (2014年12月22日 23時) (レス) id: ba84b43ebf (このIDを非表示/違反報告)
十逢 - 角砂糖.さん» 角砂糖さんの小説、いつも読まさせていただいています!憧れの作者さんからコメントをいただけで光栄です…!! 桃井ちゃんはガンガン行く系な女子の気もするんですけど、自分が書いてる男主が男主なので…(笑)コメントありがとうございました! (2014年12月22日 23時) (レス) id: e7b369ef52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十逢 | 作成日時:2014年12月14日 14時

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