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午前5時前の甘いキス。28 ページ28

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「帰るか。」

三瀬さんがそう言った時、どうしようもない名残惜しさが募った。




「毎回言ってるけどちゃんと捕まっとけよ。」

「はい。」



走り出したバイク。
後ろから三瀬さんの背中にギュッと抱き着いた。



靡く髪から、三瀬さんの匂いがする。
金色の綺麗な髪の毛が靡く。




三瀬さん、好きになっちゃっいました――……。






「はいよ。」



桐皇学園の前で、三瀬さんはバイクを止めた。

「ありがとうございました。」そう言って降りたあたしが、三瀬さんに頭を下げて
見送ろうと三瀬さんのバイクが動くのを待っていると、




「桃井。」



と、名前を呼ばれて三瀬さんが綺麗な小さい包み紙を取り出した。



「やる。」

「え……。」



受け取ったのはあの店の紙袋。




「姉貴の分より安いけど、自分の分買えなかったんじゃない?

俺が居たから。まぁそのお詫び。貰って。」




優しく微笑まれた後。
三瀬さんがバイクを走らせた。


遠くなって行く背中を、ただただ見つめる事しかできなかった。




……テツ君にアイスの棒貰ったくらいの感動だよ!?これ!!

ぽーっと蒸気していく頬。




あたしは、中身が気になっていてもたってもいられなくなって三瀬さんから貰った紙袋を大事に手に持ったまま駆け足で自分の部屋へと戻った。



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十逢 - ☆抹茶ぷりん☆さんと同意見で実はうちも思ってたんですよ!桃井ちゃん可愛いのに小説すくねぇなー、と!なんで書いちゃいましたね笑 まじですか!応援されてると思うと頑張れる!ありがとうございます! (2014年12月23日 0時) (レス) id: 9318851bac (このIDを非表示/違反報告)
十逢 - 赤司君とのお話し大好きです!!一目見た日に一気読みしちゃいました笑 リスペクトです、ほんと(*^^*) 「尊敬」の一言につきますよ!文才分け与えてほしいです(*´∇`*) (2014年12月23日 0時) (レス) id: 9318851bac (このIDを非表示/違反報告)
☆抹茶ぷりん☆ - 桃井ちゃんとの恋愛物ってあまり無い気がするんですよね。だから、すっごく新鮮で好きですっ!!更新頑張ってください!応援してます!! (2014年12月23日 0時) (レス) id: 8c00b7f1df (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖.(プロフ) - 十逢さん» ひぇぇぇえ;;私なんぞの作品読んでくださいましたか。ありがとうございます(*´-`)憧れの作者さんだなんて照れます(//’-’//) (2014年12月22日 23時) (レス) id: ba84b43ebf (このIDを非表示/違反報告)
十逢 - 角砂糖.さん» 角砂糖さんの小説、いつも読まさせていただいています!憧れの作者さんからコメントをいただけで光栄です…!! 桃井ちゃんはガンガン行く系な女子の気もするんですけど、自分が書いてる男主が男主なので…(笑)コメントありがとうございました! (2014年12月22日 23時) (レス) id: e7b369ef52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十逢 | 作成日時:2014年12月14日 14時

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