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午前5時前の甘いキス。24 ページ24

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静かな廊下の中、病室から出た三瀬さんは何も話さなかった。


黙ってあたしの少し前を歩く。
しばらく歩いたところで、三瀬さんはふと足と止めた。


少し前を見ると茶髪の背の高い男の人が三瀬さんに柔らかな笑みを浮かべながら近づいてきた。




「A、もう帰んの?」

「はい。」



三瀬さんが敬語を使って、近づいてきたその人に頭を下げた。
何となくわかった。この人が、斗真さんって言う人だと。




「可愛い彼女連れてるんじゃん。」

「彼女じゃねーっすよ。」


「そうなの?」



ひょこっと後ろに居るあたしを覗き込んで、その人はニコリと笑った。
あたしはおずおずと頭を下げて、会釈をした。



「違いますよ。」



もう一度、きっぱりと。
三瀬さんはあたしを彼女じゃないと言い放った。


……違うけど。
彼女じゃないけど、でも。ちょっとだけ胸が痛んだ。




「じゃあ、俺等はこれで。」

「おぉ。……A、今度時間作れよ。話してぇ事、あるから。」


「……はい。」



少し間が合って三瀬さんはそう答え、もう一度頭を下げるとまた歩き出した。
あたしも三瀬さんと合わせるように頭を下げた後、三瀬さんの背中を追った。



……たぶん、斗真さんであろうその人はもう一度あたしに柔らかい笑みを向けた。



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十逢 - ☆抹茶ぷりん☆さんと同意見で実はうちも思ってたんですよ!桃井ちゃん可愛いのに小説すくねぇなー、と!なんで書いちゃいましたね笑 まじですか!応援されてると思うと頑張れる!ありがとうございます! (2014年12月23日 0時) (レス) id: 9318851bac (このIDを非表示/違反報告)
十逢 - 赤司君とのお話し大好きです!!一目見た日に一気読みしちゃいました笑 リスペクトです、ほんと(*^^*) 「尊敬」の一言につきますよ!文才分け与えてほしいです(*´∇`*) (2014年12月23日 0時) (レス) id: 9318851bac (このIDを非表示/違反報告)
☆抹茶ぷりん☆ - 桃井ちゃんとの恋愛物ってあまり無い気がするんですよね。だから、すっごく新鮮で好きですっ!!更新頑張ってください!応援してます!! (2014年12月23日 0時) (レス) id: 8c00b7f1df (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖.(プロフ) - 十逢さん» ひぇぇぇえ;;私なんぞの作品読んでくださいましたか。ありがとうございます(*´-`)憧れの作者さんだなんて照れます(//’-’//) (2014年12月22日 23時) (レス) id: ba84b43ebf (このIDを非表示/違反報告)
十逢 - 角砂糖.さん» 角砂糖さんの小説、いつも読まさせていただいています!憧れの作者さんからコメントをいただけで光栄です…!! 桃井ちゃんはガンガン行く系な女子の気もするんですけど、自分が書いてる男主が男主なので…(笑)コメントありがとうございました! (2014年12月22日 23時) (レス) id: e7b369ef52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十逢 | 作成日時:2014年12月14日 14時

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