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午前5時前の甘いキス。03 ページ3

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……ていうか、入口の前に居られたら凄く入りにくいんだけどなぁ。

少しだけ俯きながら、速足でその場を通り過ぎようとした。




「なんで逃げんの。」

「…!?」



心地よい高さの声に呼び止められるように言われた言葉に、
チラっと視線を向ければ、あたしを見てあの人がふっと笑った。





「久しぶりじゃん。」

「覚えてるんですか!?」





びっくりした。

正直、覚えてないと思ってたし何より声を掛けられるとは思ってなかったから。




「一応?

今日は、泣いてないんだね。」




無表情。

……と言う言葉が似合う顔は、やっぱり変わってない。




さっきまで、見せてた笑顔とは大違い。




「あの、この間はありがとうございました。」

「いーよ、別に。」



ジャリっと音を立てて、彼は立ち上がった。



「蓮、帰んぞ。」




金色の髪を、サラっと揺らしてバイクへとまたがった。

"蓮"さんと呼ばれたのはきっと彼の友達か何かであたしを見てふっと笑う。


……2人とも、綺麗な人だった。




「じゃー、また。」



見据えられた目が、どこを向いていたのかもわからない。

だけど、目の色は深くて暗かった。




大きな音を立てて遠ざかって行くバイクを、あたしはただ呆然と眺めていた。



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十逢 - ☆抹茶ぷりん☆さんと同意見で実はうちも思ってたんですよ!桃井ちゃん可愛いのに小説すくねぇなー、と!なんで書いちゃいましたね笑 まじですか!応援されてると思うと頑張れる!ありがとうございます! (2014年12月23日 0時) (レス) id: 9318851bac (このIDを非表示/違反報告)
十逢 - 赤司君とのお話し大好きです!!一目見た日に一気読みしちゃいました笑 リスペクトです、ほんと(*^^*) 「尊敬」の一言につきますよ!文才分け与えてほしいです(*´∇`*) (2014年12月23日 0時) (レス) id: 9318851bac (このIDを非表示/違反報告)
☆抹茶ぷりん☆ - 桃井ちゃんとの恋愛物ってあまり無い気がするんですよね。だから、すっごく新鮮で好きですっ!!更新頑張ってください!応援してます!! (2014年12月23日 0時) (レス) id: 8c00b7f1df (このIDを非表示/違反報告)
角砂糖.(プロフ) - 十逢さん» ひぇぇぇえ;;私なんぞの作品読んでくださいましたか。ありがとうございます(*´-`)憧れの作者さんだなんて照れます(//’-’//) (2014年12月22日 23時) (レス) id: ba84b43ebf (このIDを非表示/違反報告)
十逢 - 角砂糖.さん» 角砂糖さんの小説、いつも読まさせていただいています!憧れの作者さんからコメントをいただけで光栄です…!! 桃井ちゃんはガンガン行く系な女子の気もするんですけど、自分が書いてる男主が男主なので…(笑)コメントありがとうございました! (2014年12月22日 23時) (レス) id: e7b369ef52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十逢 | 作成日時:2014年12月14日 14時

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