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10話 ページ36

床元「こ、これは!」
乱「言い逃れは出来ないよ?それに、そのシミが血液じゃないのかどうなのかは、調べればすぐに分かることだからね」

ふふんと得意げに言う乱歩さんに対して、床元さんは尋常ではない程汗をかいている。
これは冷や汗と言った方が正しいんだろうか?

乱「動機は、その人かな?」

と、床元さんの側に立っていた奥さんの方を指さした。
え、何で??何で奥さんが動機に??
ほら、指名されて奥さん驚いてんじゃん。

乱「奥さん本人は知らないみたいだけど、今ここで動機、言った方がいいかな?」
床元「っ!……」
澄「床元…?貴方が本当に主人を…?」

殺した動機、そんなに酷いのか。
その後すぐに床元さんが折れて、警察に連行されていった。
帰りの電車の中で、敦君が「動機って何だったんですか」と乱歩さんに聞く。

乱「…一言で言えば、旦那さんには密な関係の人が居たって事かな」
敦「それって、浮気って事ですか?!」
『敦君声大っきい、電車内だからね?!』

ほら、周りの人ドン引きしてんでしょ!?


敦「でも、それだけで殺すって…」
『それだけじゃなかったんじゃないかな?』
敦「え?」
『きっと床元さん自身にも理由はあると思うよ、他にも、お金の事とか、』
乱「…ねぇ、それ分かってて言ってる?」
『全部想像の中ですよ、私、推理はあんまり得意な方じゃないので』

そう言うと、乱歩さんは興味が無くなったように「ふーん」と次のお菓子を開け始めた。
ちなみに敦君はまだ少し首を傾げている。

乱「…ま、この件に関して、動機は知らない方が身のためかもね!」

…怖。
知らない方がいい動機って、何?怖いんだけど??

探偵社に戻ってきた時には、夕暮れ時。
既に他の任務に着いて行っていた鏡花ちゃん達も、戻って来ていた。

太「お疲れ様です乱歩さん、どうでした?」
乱「まぁまぁなんじゃない?そっちは?」
太「えぇ、こっちも良かったですよ」

え、何、鏡花ちゃんなんの任務行ってたのよ、うちの妹に何させてんの???()

『鏡花ちゃん、何もされてない?大丈夫だった???怪我は??』
鏡「だ、大丈夫、怪我もしてない」

鏡花ちゃんの両肩を両手で掴んで軽く揺さぶってしまった。
ごめんね、ビックリしたよね、現に今驚いてるよね、でも怪我なくてよかったよ!!

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暁郗 - マフィン……仕様ですよね?? (2021年1月5日 11時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - めっちゃ好みです〜!続き楽しみにしてます! (2020年10月10日 14時) (レス) id: b284cf17d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです〜〜〜!!応援しています!!頑張ってください! (2019年9月19日 11時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - 面白いです!好きです!どうか続き更新のご慈悲を…!! (2019年8月5日 1時) (レス) id: e0e3857385 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - おもしろい!!!!応援しています!!!! (2019年7月25日 1時) (レス) id: e69c1b6ddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡花@狐さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年6月8日 20時

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