240話 ページ41
卒業式が終わったあと。プロデューサーの女の子に会った。
お礼と少しだけ質問をされた。少しだけ？というほど、膨大な量の質問だった。
最初に来た時よりも空気が明るい。どうやら、今年は青春のアンサンブルを奏でられた人が多かったのだろう。
私も、歌えるだろうか。彼らのように、また、自分の舞台で。
とんとん。と肩を叩かれ振り返る。頬に、何かがささった。人差し指だ。視線を上に向けると、ニコニコ笑顔の朔間くん。
向き直し、きち。とした姿勢でご卒業おめでとうございます。と90度に頭を下げる。
顔を上げると、彼はいつまでも笑っていた。そんなに嬉しかったのだろうか卒業が。
朔間｢汐見さん｣
貴｢はい｣
朔間｢我輩、提案したいプランがあるんじゃが付き合ってもらえるかのう？｣
貴｢えぇ。構いませ｣
急な抱擁と桜の香り。
新たに吹き綻ぶ春一番。
次は、どんなプランを提案しようか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Karera(プロフ) - とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました。 (2022年4月6日 15時) (
レス) id: ea2b4ff7f7 (このIDを非表示/違反報告)
桜羽(プロフ) - めっちゃ面白くてついつい最終章まで一気読みしてしまいました！これからも頑張ってください！ (2021年10月8日 17時) (レス) @page42 id: ab5e0b2e52 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも知らない言葉があると調べては「ほぇ〜賢いなぁ」と尊敬させられました、これからも頑張ってください！ありがとうございました！ (2019年8月4日 20時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
アイスてぃー。(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっても楽しくて更新を毎回楽しみにしてました！ありがとうございます！ (2019年7月28日 15時) (レス) id: fde611bcb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：�� | 作成日時：2019年7月21日 21時
