あんスタ【私は、このﾌﾟﾗﾝを提案いたします。】5

193話 ページ34

パソコンにひたすら打ち込んだ文章を職員室のコピー機を借りて印刷する。









貸してもらったデスクも今は会社のデスクのようにグチャグチャだ。明日の朝までに片付けて、この学院から出ていかなければ。









芥。アクタ。彼らは江戸時代から続く、カラシを売る専門店らしい。









代々続く大きな一族で、調べたところによると、朔間家との関連もあるとかないとか。









もし話せば彼は面白いとこのイベントにゲーム感覚で参加するだろう。だが彼には可愛い弟もいる。









それに、紅月の子を守る役目もある。正直、面倒事が増えるようなものだ。









｢お疲れ様｣









貴｢ああ、どうも…｣









机の上に置かれた缶コーヒー。









声と。口調と。その香り。









ば！！と後ろを振り返る。









凛月｢おい〜っす。汐見さん｣

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