184話 ページ25
羽風「朔間さん!これ見た!?」
朝。棺桶をこじ開け、肩を叩く羽風くん。無理やり起こされ、苛立ちを隠しきれず、不機嫌に上半身を起こした朔間くん。
彼の目の前に差し出されたスマホ。薄く開けた瞳が、一気に開いた。
朔間「こ、これはっ…」
とある企業の不正事実発覚。今日の昼頃に、会見が行われる予定。
その会社は、文香の友人が大切にしていた会社。
朔間「っ!」
こんな詳細な内容を掴むなんて誰にでもできることじゃない。こんなことが出来るのは、ただ1人。
羽風「ちょ、朔間さん!?」
駆け出した。電話をしても繋がらない、今どこにいるかもわからない人物を求めて。
季節は冬。
冬は好きだ。
全て、『白紙』に戻してくれるからね。
だから、恨めしくもある。
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顥(プロフ) - 純さん» ありがとうございます。とても嬉しいお言葉です。ご期待に添えるよう、これからも尽力します! (2019年7月14日 18時) (レス) id: c891a3c33e (このIDを非表示/違反報告)
純(プロフ) - ストーリーのプロットが私が見てきた作品の中で一番すばらしいです。これからも更新がんばってください。応援しています。 (2019年7月14日 18時) (レス) id: 9f70754803 (このIDを非表示/違反報告)
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