あんスタ【私は、このﾌﾟﾗﾝを提案いたします。】4 (ページ7)

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126話ページ7

使えなくなってしまった。

でも、リサイクルすれば、また使える。

そういうふうに考えただけ。

強く、実力もあるユニットも、天祥院くんの手によって消えた。

なら少しだけチャンスを与えて、そのレベルまで登ってくれれば後はトントン拍子。

Tricksterの『勝利』と天祥院くんの『勝利』のために、再利用したただけ。

朔間｢つまり…体力消耗品だった、というのとじゃな｣

貴｢はい。ですが、革命軍が1つになって大きなことを成し遂げたのは気持ちよかったでしょう？酷いことをしたとは思いますがね｣

でも、青春を謳歌する青年達を見捨てることなんてできない。

それは別に、特定の人間に限っての話じゃないから。

朔間｢ところで汐見さん｣

あれから数日がたって。ちょうど外に出ていた帰り道。朔間くんに会った。

夏の終わり。秋の肌寒さがやってくる。

本当の冬までは長い。

朔間｢お主が桜咲の会社に入ったのは、倒産させるためだと聞いたんじゃが、本当なのか？｣

それは秋を飛び越して。冬を呼ぶような冷笑だったと思う。