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144話 ページ25
斎宮｢…だいたい話はわかったのだよ｣
部室に差し込む光は夕焼け。ついでもらったお茶も、ほとんどが空だ。
斎宮｢断らせてもらう｣
貴｢理由をおきかせ願えませんか｣
斎宮｢汐見さんと言ったね。僕が作りたいのは、完璧な舞台だ。スプラッシュなる野蛮なライブに手を貸す義理はないね｣
貴｢…申し訳ございません。大変恐縮なのですが、私にも理解できる言葉でお願い致します｣
斎宮｢そのライブに、僕が求めるものはないと言っている。僕が作りたかったのは、そんな汚い箱庭でも、ここにいる失敗作でもない…！あいつは、仁兎が、完成品になるはずだったのに…！！｣
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作者名：�� | 作成日時：2019年6月8日 23時
