あんスタ【私は、このﾌﾟﾗﾝを提案いたします。】4 (ページ17)

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136話ページ17

一流のビジネスマンは、交渉において、ある武器を使う。

それは、『あえて10ｰ0で勝てる試合も、7ｰ3で終わらせる』ことである。

何故か。それは、目の前の相手は、『真の交渉相手』ではないからだ。

『交渉の武器』と言われるこの技術を知ったのは、米国のある弁護士の著書にある。

疑いながら信頼を築き上げ、譲る譲らないの話し合いを続け、その裏にある思惑を把握し、いかに有利に進めるか。

完璧な勝利は敗北を意味する。しかし、その交渉が少しだけこちらに有利であれば、トントン拍子に話は進んだりする。

つまり、相手にとっても『利益』があるか、『価値』はあるのか、が必要なのだ。

貴｢その計画は、私には利益もなければ価値もない。外見だけのスタンスを、一体だれが欲しますか。私は、ビジネスにおいて、一番大切にしていることは、人間味…そこにただの欲しかないのであれば、ニーズに合わせることも、その達成感を得ることもないままではありませんか｣

そんなロボットみたいな生活。もう、誰にも味わって欲しくはない。