第68話 ページ31
羽風「宕ちゃん、どうしたのうわっ」
華「羽風薫…!!」
目をギラつかせ、牙を剥こうとした華ちゃんを、アヤトが待てと肩を掴む。
何やら二人の間に異様な空気が流れているのを感じ取ったスギは、触れない・聞かない・気づかないを貫こうと決めた。
宕「はいはい。喧嘩ならまた後でね。で?どうしたの華乃音」
華「…A先輩がいないんです」
宕「Aが?この時間になってもいないなんて、ありえないね」
華「ですよね!」
宕「よく知ってるね、華乃音」
華「へ」
宕「だって、アンタ。Aと知り合ったのは今年が初めてよね?Aにとっては最後の大会だけど、アンタにとっては最初の大会なわけで。この時間帯にAがいないことをどうして知ってるの?」
華「そ、それは…」
宕「中学の頃は帰宅部だったでしょ?Aが大会の始まる1時間前には出場する会場に必ずいるっていうこと知らないはずだもの」
華「ぁ…」
宕「今ここで言う必要のないことかもしれないけど、これ以上
羽風薫を親指で指しながら、スギは淡々と言葉を続ける。
宕「これ以上、羽風薫を傷つけるな。いくらアンタが裏で手を回したって、Aの心は手に入らない」
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顥(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます。まだまだ未熟者なので、流石に人気は出ないですね…。もっと精進しなければ。これからも素晴らしい作品だと言ってもらえるように、努力しながら、更新頑張っていきます! (2018年3月12日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - そう言いたいほど大変素晴らしい作品です。私自身、放送部の部長をしていて楽しめましたし、なにより内容が素晴らしい。羽風好きになりそうですなんかもう…有難うございます(←)これからも読ませて頂きます。更新頑張ってください! (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 初めまして。昨日この作品を見つけて読ませて頂きました。文が拙いし、長くなりますが感想を言いたいです。”なぜ人気でないんだ”。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
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