検索窓
今日:5 hit、昨日:18 hit、合計:23,969 hit

第42話 ページ4

貴「すみません。ありがとうございます」

後部座席の陰に隠れながら着替えを済ませ、放り投げていたウィッグを手ぐしで軽く手入れする。

朔間「いいんじゃよ」

貴「でも、明日も仕事だし…」

朔間「我輩、夜の方が活動量は増えるからのう♪どうってことはない」

すごく、頼りになる先輩だ。

朔間「瀬名くんたちとは、会えたかえ?」

貴「はい」

朔間「嬢ちゃんの歌。届くといいのう」

貴「…はい」

窓の外に映る、流れていく街灯。

すると、電話が鳴る。私のではない。

朔間「すまん嬢ちゃん。我輩の携帯じゃ。着信相手を見てくれんかのう?」

貴「あ、はい」

助手席の方へ手を伸ばし、光る四角いものに手を伸ばす。

スマホ。画面に映っているのは、大神晃牙の文字だ。

相手が誰かを伝えると、出てくれという。着信のボタンを押し、出た。

大神《おい吸血鬼ヤロ〜!ここ最近、Aのこと振り回してるみたいだな!まさか、よからぬ事を企んでるんじゃねぇんだろ〜な!》

貴「お生憎。そんな事にはなってないよ」

大神《なっ!?なんで、Aが!?》

貴「偶然会ったから、家まで送ってもらってるの。それより、朔間先輩に伝言なら、承るけど?それとも、折り返してかけ直すように言おうか?」

大神《いや。この際だから、言うけどさ…》

貴「ん?」

大神《…お前、華には気をつけた方がいいぜ》

第43話→←第41話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 羽風薫 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます。まだまだ未熟者なので、流石に人気は出ないですね…。もっと精進しなければ。これからも素晴らしい作品だと言ってもらえるように、努力しながら、更新頑張っていきます! (2018年3月12日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - そう言いたいほど大変素晴らしい作品です。私自身、放送部の部長をしていて楽しめましたし、なにより内容が素晴らしい。羽風好きになりそうですなんかもう…有難うございます(←)これからも読ませて頂きます。更新頑張ってください! (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 初めまして。昨日この作品を見つけて読ませて頂きました。文が拙いし、長くなりますが感想を言いたいです。”なぜ人気でないんだ”。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2018年2月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。