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第54話 ページ17

羽風「!」

羽風薫が私の腕を掴んでアヤトの方へ投げた。私はアヤトの胸元へ飛び込み、投げつけられた本人はよろけながらも私を受け止めてくれる。

絢「な、なんだ?」

貴「羽風かおっ」

名を呼ぼうとした口を(つぐ)んだ。

羽風薫の目の前に立っていたのは、華ちゃんだ。

赤に黒のレースがついたマーメイドラインのロングドレスを着用。膝より下は赤く透けた布地となっている。

黒色のヒールには、星屑ほどの赤い宝石が散りばめられており、歩くと輝いてとても綺麗だ。

長い髪を赤色の華飾りでまとめあげている。

華ちゃんの婀娜(あだ)たるその姿は、誰をもの心を(とろ)かしてしまいそう。

長いマツゲを流すように持ち上げ、赤く塗った唇が艶を増して、美しい。

華「…」

羽風「こんばんは。山東華乃音ちゃん?」

華「A先輩には近づくな」

羽風「うん。近づいてないよ?」

華「嘘をつけ!!今すぐここから消えろ!!」

華ちゃんの怒号が響いた。スタッフがなんだなんだとチラチラこちらを見ている。

アヤトも、華ちゃんの様子が変わったことに驚いているようだ。事態が飲み込めていないため、混乱が増しているよう。

羽風「どうして?ここにAちゃんはいないよ?」

華「なんだと…どう見てもその人はっ」

華ちゃんは私を指さそうとしながら、言葉の続きを言おうとした。

だが、その手は、空中である人により止められた。

第55話→←余談



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(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます。まだまだ未熟者なので、流石に人気は出ないですね…。もっと精進しなければ。これからも素晴らしい作品だと言ってもらえるように、努力しながら、更新頑張っていきます! (2018年3月12日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - そう言いたいほど大変素晴らしい作品です。私自身、放送部の部長をしていて楽しめましたし、なにより内容が素晴らしい。羽風好きになりそうですなんかもう…有難うございます(←)これからも読ませて頂きます。更新頑張ってください! (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 初めまして。昨日この作品を見つけて読ませて頂きました。文が拙いし、長くなりますが感想を言いたいです。”なぜ人気でないんだ”。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月27日 22時

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