第52話 ページ14
ドラムとギターが音楽の
そしてキーボードの音が混じる。からの、DJのラップが始まり、
私とアヤトの視線が交錯した。
アヤトの歌詞から始まって、私にバトンが渡り、再びアヤトに渡る。
サビ前。DJの低い声と、ドラムの男の子の裏声が、邪魔にならない程度に参加。
フェードイン。全ての楽器が、音を大きくしながら、響かせる。
私とアヤトの歌声がぶつかり合う。
互いの持つ歌声が、剣となり、火花を散らす。
尖っていた剣先が、喉元を貫く。負けじと、声も大きくなる。
絢(呑み、込まれる…!)
紫と黒と青と。照らすライトの当たる部分を思い切り踏む。
さあ、もう一声。上げようじゃないか。
倒れていたスタンドを踏んで起こし、マイクをつける。
奏でる音に身を任せ、合わせたこともないダンスを踊る。
徐々に他のメンバーの歌声が入る。みんなが揃って、いよいよ。大舞台。
息を吸い込む。
そして、
私とアヤトは右手を天に掲げた。
広げていた掌を、握って、拳を作る。
音が止んだ。
そして聞こえる。
もう一つの足音。
観客席からは叫び声。
羽風「久しぶり。愛しの子猫ちゃんたち♪」
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顥(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます。まだまだ未熟者なので、流石に人気は出ないですね…。もっと精進しなければ。これからも素晴らしい作品だと言ってもらえるように、努力しながら、更新頑張っていきます! (2018年3月12日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - そう言いたいほど大変素晴らしい作品です。私自身、放送部の部長をしていて楽しめましたし、なにより内容が素晴らしい。羽風好きになりそうですなんかもう…有難うございます(←)これからも読ませて頂きます。更新頑張ってください! (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 初めまして。昨日この作品を見つけて読ませて頂きました。文が拙いし、長くなりますが感想を言いたいです。”なぜ人気でないんだ”。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
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