黒子のバスケ【あの青春をもう一度】最終章 (ページ15)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:9,948 hit

第54話ページ15

中一の試合の時、相手の反則ばっかでこっちは一人、メンバーが怪我をした。

ブチ切れた私とサバは、全神経を試合に集中させる。

青峰と同じように私のバスケ能力(センス)は、嘲笑うようにその扉を開けた。その瞬間、サバの潜在能力を約８０%は引き出した。

貴｢言わばまぁ…ゾーンの途中までサバを入れちゃったってとこかな｣

鯖山｢それがきっかけだ私も入れるようになったんだけどね～って、話がずれたね｣

勝利に執着し、王である誇りを胸に戦う騎士を筆頭する赤司には、その力がある。

鯖山｢今眠ってる方の赤司だけどね｣

貴｢そうなると、勝ち目は皆無に近い。結構、厳しいと思うよ｣

って、試合前にクソきつい現実突きつけちゃったよおい。

昔の赤司が目を覚まさないなんて保証はできない。

貴｢勝つとしたらただ一つ｣

私は黒子の目の前に、人差し指を立てた。

貴｢みなを信じ、影を徹底すること｣

黒子にとってその言葉は、勝利への道を照らす光のようだった。