第67話 ページ30
⚠顔の声が守の心情を表しています。話しているわけではありません。
夢ノ咲学院にて。
瀬名｢ねぇ。かおくん｣
羽風｢ん？｣
昼休み。いつも通り、あたしの席ではいつものメンバー(＋蓮巳と天祥院が加わったよ)が集まり、食事をしている。
瀬名｢今日、なんだかA…静かじゃない？｣
普段はゲラゲラと守沢と笑いながらうるさいお昼休みなのだが…今日は何やらあたしの様子がおかしいと瀬名は羽風に耳打ちする。
羽風も瀬名に同感して頷いた。二人だけではない、他のメンバーも思っているらしい。
クラスメイトは今日は調子が悪いと思っているらしいが…。
守沢が話しかけても、返事はせず曖昧に笑ってご飯を口に運ぶ。
守沢もおかしいなこれは！と、目の前にいるのに堂々と叫んだ。瀬名と羽風が立ち上がり、守沢の頭を叩く。
でもそこで異変に気づいた。
天祥院｢反応…してないね？｣
おかしいな！と言われて何も反応しないのは何故か。
あたしの席に座っている誰かは、未だ黙々とご飯を食べている。
斎宮｢いつものあいつなら、おかしいとはなんだと反論しそうだがな｣
蓮巳｢ということは、こいつはAではない｣
守沢｢そっくりさん？｣
視線に気づき、あたしに似た人は顔を上げる。キョトンとした汚れない瞳に、みなはこれはおかしいと余計に眉を寄せた。
ひでぇなおい((
羽風｢あのさ｣
羽風が顔を近づける。
羽風｢君、まさかと思うんだけど…｣
｢…( '-' ≡ '-' )ｴｯﾅﾆﾅﾆ｣
あたりを見回し、
｢…σ(´･ω･｀)ﾐｰ？｣
みんなはうんうんと頷く。
｢…( ´･ω･)ﾅﾆｰ?｣
羽風｢弟の、守くん…？｣
｢…( ´･ω･)｣
｢…(･ω･｀)ﾝ?彡｣
｢…彡( ´･ω･)ｵ?｣
｢…( ' ω ' )ﾊｯ!!!!｣
そして、ダッシュで逃げた。
瀬名｢ちょっ、捕まえろ〜！？｣
守｢…･*･:≡( ε:)ﾔﾍﾞｰ｣
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作者名：�� | 作成日時：2017年7月9日 0時
