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その後は少し健と話をしてから今日は帰っていいと言われた。


その代わり明日も行かなきゃなんねーけどな。


『てか、まだ信じられねー。』


そんなことを呟きながら歩いていると、目の前に見慣れた車が止まっていた。


これって、、安室さんの車じゃん。


運転席のドアが開き、安室さんが出てくる。…今日は黒スーツを来ていた。組織かな?


そんなことを思っていると、安室さんは助手席のドアを開けてくれた。


『ありがとうございます』


そう言い車に乗り込む。安室さんも運転席に座り、車を発車させる。


安室さんは俺の方をチラリと見ると、話を始めた。


安室「今日はどうでしたか?」


少し心配そうな顔で言われる。


俺は少し微笑み、

『デビューする事が決まりました。』


そう言うと、安室さんは一瞬フリーズして、赤信号で止まってから俺の方を向いた。


安室「デビューですか?!そんなに早いんですか?!ていうか今日は何をしたんですか?!」


食いつき気味に話す安室さんを離しながら今日あったことを話す。


すると安室さんは、



安室「一緒にデビューする人はどんな人なんですか…?」


少し寂しそうな顔で言われる。


なんでそんな顔してるんだ?不思議に思いながらも健の特徴を話す。


『ダンスや歌も凄く上手くて、身長が大きくて、元気って感じです。』


うん。太陽っていう例えが似合いそうだな。


そう言うと安室さんは少し笑い、


安室「デビューする時が楽しみです。いつするんですか?」


と聞いてきた。

たしか……


『もうすぐだった気がします。曲とダンスが決まり次第練習が始まりますから。』


頑張らないと!!そう意気込んでいると、


安室「やっぱりAさんもなんでも出来るじゃないですか。ダンスや歌も」


そうニヤニヤした顔で言われる。



『安室さんに言われても嬉しくないです。』


もうこの人間離れしてるよ?完璧すぎて。


安室「僕もAさんに言われても嬉しくないですよ。」


そう、ムスッとした顔で言われた。


…イケメンってどんな顔してもイケメンなんだな。


それを再確認した1日だった。

35 曲→←33 安室line



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作者名:さら x他1人 | 作成日時:2020年5月20日 15時

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