イケメン武将達と過ごす日々2

第48話 風雲児たちの大ゲンカ ページ10

鹿之介のあとに連れられ、部屋の前に来ると何やら中がめちゃくちゃうるさかった。
しかも部屋の前に物が散乱してた。




貴「何してんのよ、あの2人ーー！」
鹿「Aさんからも止めるよう頼んでください！僕じゃ、もう止められません！」
貴「はぁ……。」




仕方なくドアを開けると、中はさらに悲惨な状態になってた。






貴「部屋ん中がめちゃくちゃなんですけどぉぉぉぉ！！これ修理費どんだけかかると思ってんの！！2人はどこ！？今すぐ叱らないと！！」
鹿「あの……あそこです……。」






2人は火花を散らし合いながら、武器を構えていた。





貴「ってちょっとコラァァァ！！何、武器を構えてんのよぉぉぉ！！そんなもの振り回したら物が壊れるっつの！！」
鹿「僕もそう叱ったんですけど……。聞いてくれなくて……。」
貴「2人共ーーー！！今すぐこんなことはやめなさーーーい！！やめないと2人は追い出すからねぇぇぇ！！ちょっと！！聞いてんの！！2人共！！」





慶「ガルルル……！！」
親「グルルル……！！」






貴「……ダメだ、ありゃ。私の言うこと聞きそうにないね……。」
鹿「えぇ！！Aさんでもダメなんですか！？」
貴「だって2人共、睨み合いながら唸ってるもん……。」
鹿「困ったなぁ……。どうしたら……。」






親「慶次！！さっきから聞いておけば、何だその言い方は！！この西海の鬼に喧嘩売っておいて生きて帰れると思ったら大間違いだぞ！！」
慶「それはこっちのセリフだ！！お前こそ、傾奇者の恋心を邪魔しやがって！！傾奇者の恐ろしさをご覧に入れてやる！！」
貴「2人共、いい加減にして！！」






ダメだ………。全然私の言葉を聞いてくれない……。
このままじゃ本当にまずいよ……！！2人共、ガチでやる気だ！！






親「くらいやがれ！！」
慶「はぁぁぁ！！」
貴「やめてーーーー！！」






カーーン！！





親&慶「！！」
三「貴様ら………！！A様の宿で何をしている……！！」
貴「三成！」
三「A様の眠りを妨げるというのなら、貴様らのその首を断ち切る！！これ以上、わめいたら次はないと思え………！！」
親「ぐぅ……！！」
慶「…………！！」
三「A様、申し訳ありません。A様の至福のときを邪魔してしまい……。」
貴「いいんだよ！三成が謝ることじゃないし……！」
三「貴様らも謝れ！！A様にこれだけの迷惑をかけたのだ！！謝罪しなければらどうなるか分かっているな……？」

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