42 知らない感情 ページ7
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鶴房 side
鶴房「あれ、なんか人少なくないっすか」
朝起きて歯磨き中に部屋を見渡してみると、同室FINE組の人が少ないような気がした。
豆と寛大くんがいない？
まだベッドに寝転がったままのユンドンくんが「あ〜、かんたは、トイレです」と腹筋をしながら返答する。
ヨンフン「あと、まめなら外でランニングしてますよ」
鶴房「へえー、じゃあ朝飯まで暇だし俺も行ってくるっす」
ユンドン「ほんとですか？くれぐれも怪我は気をつけてくださいね」
ヨンフン「しおん〜、起こしてくれ〜」
心配してくれるユンドンくんにお辞儀をして、ぐだーっとベッドから腕を出してくるヨンフンくんの腕を引っ張って起こす。
ちなみに純喜くんは爆睡してるし年上組より豆の方がしっかりしてんじゃね？
俺はパパッと用意を済ませ、ガチャリと部屋を出る。
なんとなく体が軽いような気がしてスキップをしていたら、廊下に設置された窓からAの姿が見えて、俺は急ブレーキをかける。
めんどくさそうに欠伸をしながら洗濯物を干している彼女に、ふっと笑みが溢れた。
あいつもう大丈夫なん？ちょっと行って手伝ってやろうかなあ。
なんて、緩む頬を抑えて窓の外を見ていると、ランニング中と聞いていた豆がAの元へ駆け寄った。
そして背後から驚かす豆と、それにびっくりするA。2人は楽しそうに話をしながら洗濯物を干している。
……そっか、あの2人も仲良いんやな。
って、びっくりするくらい心の中では冷静なのに、足は自然と外に向かっていた。
暖かい日差しを浴びて眠気が覚めていくような気がする。
鶴房「…おはよ」
豆原「あ、汐恩くん」
『うわ…鶴房じゃん…』
鶴房「うわってなんやねん」
外に出て何も考えずに2人の元へ駆け寄って、嫌な顔をする彼奴にビシッとチョップする。
洗濯カゴはからっぽになっていた。
俺はぐいっとAの首襟を引っ張って自分との距離を近づけた。もう変な遠慮とか、したくないねん。
鶴房「ちょっと、こいつ借りてくわ」
豆原「？は、はい…」
『は？ちょ、は！？鶴房さん！！？？』
びっくりした様子の豆を横目に、ズンズンとAを引きずって室内に戻る。
…やべえ俺、もしかして恥ずかしいことした？
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マァ(プロフ) - 久しぶりに読んでも楽しいし泣けました。 (2023年2月24日 11時) (
レス) @page50 id: 72e8f2e0cc (このIDを非表示/違反報告)
雪りんご(プロフ) - こんにちはりんごじゃむさん！日プの新作とか出すつもりあるでしょうか？？すごくみたいです！！ (2020年8月13日 4時) (レス) id: d343e70c28 (このIDを非表示/違反報告)
りんごじゃむ(プロフ) - go to the topさん» こんにちは、返信が遅くなってしまい申し訳ありません！転載のお話ですがもちろん可能ですよ！！私の作品が多くの中国JAMの方に読んでもらえることを心から願っています！その際はぜひ名前の記入をお願い致します！ (2020年8月9日 19時) (レス) id: 009a13994c (このIDを非表示/違反報告)
go to the top - こんにちは、りんごじゃむ先生！翻訳してからLOFTERに転載してもいいですか。中国にもJAMがたくさんので、原作者を明記するのを忘れられない。 (2020年7月10日 16時) (レス) id: d57e1e7b99 (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気に読んでしまいました！他の作品も楽しみにしています！ (2020年6月28日 4時) (レス) id: 5f1fa35d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごじゃむ
| 作成日時：2020年3月30日 18時
