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無理強いは出来ないからさ、と言わずとも聞こえた。凛月くんなりの、優しさだった。
どうしたものか、そんな優しくされて無下にする事は、あたしには出来ない。
聞いた感じ、Knightsには使える楽曲も無いらしく、その調達も難しそうだ。
"あいつらと勝負をして、おれが勝ったらKnightsを解散させる。な？おまえの望みだっただろ？"
どんな気持ちで、そんなことを言ったのか。
本当にKnightsを解散させたいのか。
...ううん、きっと違う。きっと、...れおくんは__
『あたしが、...力になってあげる。』
「は、別に無理しなくたって」
『無理してない。絶対、あたしが皆を勝たせてみせる。』
「どうしちゃったの」と肩を掴んでくる瀬名くんの手を握って、あたしは目を見て言った。
すると瀬名くんは、目を逸らしてから項垂れ、数秒黙った後にあたしの手を彼自身の頬に添える。
「もう、壊れて欲しくないのが、本音なんだけど...あんたをまた闘いに引きずり出すこと、許して欲しい。」
『笑って、瀬名くん。それに、あたしが直接闘う訳じゃないし？けど、今度こそ守ってみせるよ。瀬名くんも、Knightsのみんなも。』
『あたしはもうとっくに壊れているんだし』、と冗談交じりに付け足して微笑みかければ、瀬名くんは笑ってくれるどころか、余計に苦しそうな顔をしてしまう。
言葉のチョイス、ミスっちゃったかな、と少し後悔をした。
「(この方が本当にKnightsのQueen...？普通のladyとしかお見受け出来ませんが...。ですが、先輩方はこの方をやけに慕っていますし...)」
「本当にこの子が？って、納得いかない顔だね。ス〜ちゃん？」
「り、凛月先輩！突然抱きついてこないでください！」
「ふふ、ス〜ちゃんは知らないんだよね、よぉしよし。今からこのお姉さんが、実力を見せつけてくれるよ♪」
ね、A？と凛月くんにあまりにも唐突に話を振られて、自分たちの世界をつくりあげていたので、咄嗟に手を離して振り返り、『う、うん！』なんて聞いてもいない話に返事をする。
そして数秒後、事の終始を聞き、酷く後悔した。だって、ブランクあり過ぎるんだもん。教えるのは簡単でも、実技となれば話は変わってくる。
が、返事をしてしまった時に、朱桜くんが目をキラキラとさせてきたので仕方なしにストレッチを始める。
「半信半疑になる癖に、パフォーマンスを見せて貰えるってなれば目を輝かせる。何ともご都合のいい頭だねぇ、かさくん？」
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なこ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます~！そう言ってもらえて嬉しいですっ！これからも是非読んでやって下さい…！ (2023年3月6日 21時) (
レス) id: b90089acae (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ほんとにこの作品に出会えて良かったです！！設定からお話全てが最高です！！！陰ながら応援してます！！ (2023年3月4日 23時) (レス) @page34 id: 6a12c2dc89 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - お醤油さん» わー！コメントありがとうございます！個人的にはもう終わりまで決まってるので、スピード完結しそうですがこれからも、是非読んでいただけると…！頑張りますっ！ (2023年3月3日 23時) (レス) @page5 id: b90089acae (このIDを非表示/違反報告)
お醤油 - もう本当に面白いです！一気にスラスラ読んじゃいました！もう設定から好きすぎる…これからも作者様のペースで更新頑張ってください！応援してます！ (2023年3月3日 21時) (レス) id: b53313ac14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なこ | 作成日時：2023年2月27日 19時
