第三十七話 ページ41
ゾラ「(...結局寝られなかった。昔はこんな事無かったのに...)」
ゾラはAに抱きしめられていたからか、一睡も出来なかったようだ
貴方『...おはよ、ゾラ』
ゾラ「おー...オレはオマエのせいで一睡も出来なかったけどな」
私は目を覚ました後、ゾラの顔を見る。やはり反対側を向いているから顔は見えない...でも耳が赤いのは分かる
貴方『あっ、今日早いんだったな？付き合わせて悪かった。』
私は起き上がり、ゾラから腕を離した
ゾラ「あぁ〜...ずっとオマエに抱きしめられていたから身体がいてぇわ」
ゾラは起き上がりおもいっきり伸びをした、そして腕や腰を捻らせるとごきごきと音がなった
貴方『悪い悪い、ほらヤミが起きる前に出るんだろう？俺も一緒に行くから』
ゾラ「あぁ、取り敢えず町の方に行こう。ザクスって奴が遠征から帰ってくるらしい」
貴方『あー！それでそのままロイヤルナイツ試験に出ようって訳か！まぁアイツは出ないけどww』
ゾラ「そうだなwwほら行こうぜーA」
私はゾラに連れられ、城下町の方へ向かった。
ゾラ「確かこの辺を通っていくってヤミのダンナが...あっ、いたいた」
ゾラが裏道に入る所で一度足を止めた、すると奥から声が聞こえた
老婆「ポーエの町に住む私の孫娘が...アナタ様に連れて行かれて以来戻らないと言うのです...！どうか...どうか私の孫娘をお返しください...！！」
男「ザクス様は遠征から戻られたばかりでお疲れだ！！寄るなババア！！」
老婆「どうか...どうか魔法騎士様ぁ...！」
ゾラ「...チッ」
ゾラが目の前のやり取りを胸くそ悪そうな顔で見つめる、そしてザクスって奴が口を開いた
ザクス「老い先短い命...私の魔法で美しく散るか...？」
貴方『...出てもいい？』
ゾラ「おう、先にあの婆さんの安全確保してくれ。後はオレがやるから」
ゾラに了承を得て、私は裏道にはいってお婆さんに近づく、まぁひと芝居打つか
貴方『お婆ちゃんどうしたの！？って麗氷の聖者様！？』
ザクス「...君はその年寄りの孫娘かな？とても綺麗な顔をしているね」
ザクスは私に近づいて私の顔に触れる、気持ち悪いから離れて欲しいんだが
ゾラ「はいはーい？そこの魔法騎士様？年寄りと女に何してんの？」
ザクス「何だ君は、何処かの団の者か？」
ゾラ「いーえ？ただの下民ですが？」
ゾラがザクスと言い合いになっている間に、私はお婆さんを逃がした
ザクス「やれやれ...ようやく遠征から帰還したと思えば...」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kokomi412(プロフ) - ハオミンさん» ハオミン様！コメント有り難う御座います！私もゾラが本当に大好きです！私の小説で一人でも喜んでいただけるようにこれからも頑張ります！本当に応援有り難う御座いますっ！！ (2019年5月19日 7時) (
レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - 私もゾラ君大好きです！素敵なお話をありがとうございます (2019年5月19日 7時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - メリアさん» コメント有り難う御座います(*´ω｀*)これから頑張って活躍してもらいます！私の少ない文章力をフルに活用して！ (2019年5月17日 22時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
メリア - ゾラこれから大活躍しそうですねー (2019年5月17日 22時) (レス) id: edc4abbf43 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - メリアさん» その死んだ目を好きっ！！なんかあの無気力というかやる気の無さそうな所もまた好きなんですよ！ブラクロのアニメの最新話で私ずっと悶えてました(^o^;)コメント有り難う御座います！ (2019年5月17日 6時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kokomi412 | 作成日時：2019年5月3日 14時
