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その日、ホグワーツの大広間にはケーキやらお菓子やらが並んだテーブルと、その上にぷかぷかと飛んでいるかぼちゃが見られた。
そう、ハロウィンだ。
楽しい雰囲気もそこそこに、ハリーがそういえば、というように口を開いた
「ハーマイオニーは？」
確かに、いつもならハリーとロン、そしてハーマイオニーの3人でいるのに、ハーマイオニーの姿が見つからない。
ネビルが言うには女子トイレに籠って泣いているらしい
それを聞いた2人は目を合わせ、気まずいような複雑な表情を浮かべていた。
きっとハリーかロン、いやロンだろう
ロンがハーマイオニーが傷付くようななことを言ったんだろう。
『ちょっと僕お腹壊しちゃったみたい』
と適当な嘘をつき、大広間から出る。
さて、どうしたものか
彼女が心配で何も考えずにトイレに来てしまったが、実は僕とハーマイオニーはさほど仲がいい訳では無い。
しかしここまで来たのに何もせずに戻るのも気が引けるし、何よりここで僕が行かないとハーマイオニーがずっとトイレから出てこないんじゃないかって思った。
コンコン、とドアをノックする。
中から啜り泣く声は聞こえるが、返事は無い
『あ、僕だよ、A。』
「...何か用？ごめんなさい私今とても人と会いたい気分じゃないの」
どうやらノックをした人が誰か分からず警戒されていたようだった。
会話が出来そうなのは良かったがここはなんというべきか、
『えぇと、何があったのかは知らないけど僕と一緒に大広間に戻ろうよ、あの、その美味しいケーキもあるし』
「そうね、いつまでもうじうじしてられないわ」
そう言って案外すんなりドアを開けて彼女は出てきた。
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あられ(プロフ) - れいなさん» コメントありがとうございます。盲点でした！あまりがっつり描写しない予定ですが、一応わたしの中ではドラコ受けです。 (2023年3月22日 10時) (
レス) id: eb7af9fd92 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - ドラコって受け何でしょうか？そういうの決めてなかったらすいません。 (2023年3月21日 17時) (レス) @page25 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あられ | 作成日時：2023年1月16日 21時
