さんじゅうよん ページ35
｢……｣
言葉が出てこない。いつもの事だけど。
突然教室に飛び込んできた月永先輩。
デジャブ。
驚いてみんな固まってしまった。
そりゃそうだよね。
忍くんなんてビックリしすぎて消えてしまった。パンを床に落として。身代わりの術？
そして自分から探しに来たくせに見つけた瞬間罵倒された私は一体どうすればいい？
理不尽過ぎる。
｢HiHi〜この独特な感じの色はレオさんな〜？こんにちは！知ってる人に会ったら挨拶します♪｣
｢んぉ？えっと…ド、レ、ミ、ファ………………ソラか〜！うんっ、偉い偉い！挨拶は大事だぞ、挨拶があれば人も宇宙も交われる！うっちゅー☆｣
｢うっちゅーな〜｣
宙くん、凄い。
本当に尊敬できるよ。
なんであの人と普通に会話できる、というか話の内容に着いていけるの…？
｢あっそうだ。おれ、Aを探しに来たんだ！ちょっとコイツ借りてくな〜｣
｢…分かりました！ちゃんと返しに来てくださいね？｣
分からないでよ。
そして私の座る席の目の前に来たかと思えば背中を見せてしゃがんだ。
…えー……分かりたくない。
｢……｣
｢……何してるんだ？｣
こっちが聞きたいよ。なんでおんぶする気満々なんですか。
｢いいから早く乗れ〜｣
こうなった月永先輩は止まんない。まさに王様って感じな。
そしてなんで少し機嫌が良さげなんだろう。
｢……えっ、leader！？なぜこの教室に…というかなぜ鳩羽さんの目の前でしゃがんでいるのです！？｣
……言い方悪いのは許してくれ。
面倒臭いのが来てしまった。
｢あっ………誰だお前！｣
｢っだから…私の名前は朱桜司です！何度目ですかこの会話は！いい加減に覚えてください！｣
｢そっか｣
…わあー、Knightsのよく見るやりとりだ〜。
｢それでなぜここにいらっしゃるんですか？｣
｢ん？別にスオ〜に用はない！おれはAを探しに来ただけっ｣
｢……なぜ……っなぜ鳩羽さんの名前はちゃんと覚えているのにunit memberである私の名前は覚えてくださらないのですか！鳩羽さん酷いです！｣
えっ、ものすごい飛び火なんだけど。
｢ん〜ごちゃごちゃうるさぁい！ケイトかお前は！Aも早く乗れってば！｣
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P - プri小説にて同じ名前の作品を見つけてしまったのですが、作者様と同一人物でしょうか…？フォロワー限定に設定されてあった為、お話までは見る事ができなかったので、もしかしたら偶然かもしれませんが…長文失礼しました。もう報告があったなら申し訳無いです…！ (5月1日 4時) (
レス) id: aa1dedb486 (このIDを非表示/違反報告)
如月らしいです(プロフ) - 急にまるまるのこと出てきてびっくりしました！！かわいいですよね！ (2022年12月3日 22時) (レス) @page5 id: 122eb5a4f8 (このIDを非表示/違反報告)
r - ユキトさん» わざとだと思います (2022年7月11日 8時) (レス) id: c7b0bd28c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひ - 宙くん推しでして、宙くんの優しさに思わず涙が出てしまいました、、ありがとうございます、、！ (2022年4月3日 16時) (レス) @page27 id: 051d399375 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ、好みです〜！応援してます…！！アル✴・アルマルちゃん、可愛いですよね…！！！ (2022年3月13日 23時) (レス) @page5 id: 6359c85515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作成日時：2021年11月14日 12時
