【黒バス短編集】『君を/貴方を/お前を愛してる』

貴方はとても可愛らしい人ですよ(黒子テツヤ) ページ7

私の彼氏は優しい

私がダイエットをしようとしても、彼の言葉にいつも挫折してしまう


でも今日こそは………



「ダイエット始めたんですか？」


２人で朝練に向かう途中、テツヤに昨日の決心を言った


「そう！

私、テツヤの隣に胸を張って立てる素敵な女になりたいの!!

だからテツヤ、絶対私を甘やかさないでよね！」


「…分かりました


…………でも、僕は貴方がどんな体型でも気にしませんよ？

僕はAが好きだから、一緒にいるんですよ」


そう言って私の手を握って天使の微笑みを見せるテツヤ


言ったそばから決心を鈍らせる



「もう！

なんでそんなことサラッというの……


だって、青峰君も黄瀬君も……私の事デブスって言うんだもん

桃井ちゃんと一緒にいる時だって他の人に比べられるし……



だから綺麗になってテツヤの彼女としてちゃんと認めて貰いたいの!!」



その事を思い出して、テツヤにあたってしまった

怒鳴った後、すぐに後悔して謝ろうと口を開くと……




「ちょっと青峰君と黄瀬君のところに行ってきますね」




ふいていて顔は見えないが、怒っているのはわかる


「僕の彼女にそんな事言うなんて、イグナイトだけじゃ済ませません



言っときますけど、貴方はとても可愛らしい人ですよ

性格もいいですし、僕の事をすぐに見つけてくれる数少ない人なんです」



それからテツヤはずっと、私のどこが可愛いかとか、好きだとか……いろいろ言ってくれた


私は顔が真っ赤になりながら、テツヤと手を繋いで朝練に向かったのでした

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