【黒バス短編集】『君を/貴方を/お前を愛してる』

ぜってぇ逃がさねぇから(花宮真) ページ6

花宮真

私の部活仲間をさんざん苦しめた人


私は元誠凛高校のマネージャーだった

高校を卒業した私は、普通のＯＬで普通の日々を送っていたが………



「ねぇ、私……赤ちゃん出来たんだけど……」


目の前にはあの悪童……花宮真

ここは私の部屋だ

なぜ彼がここにいるかと言うと、私が呼んだから

私と花宮は付き合っていない

ただ時々会っては体を重ねていただけ

こんな事、リコちゃんたちに言ったら怒られるだろうなぁ


花宮は私の告げた言葉に目を見開き、ゲスい顔で笑った


「ふはは、お前運悪いな

ま、責任取ってやるよ」



私の気も知らないで、簡単に責任取るなんていわないで

私は体を重ねるごとに、彼に惹かれていった

でも、今日でその想いに蓋をする


「責任は取らなくていい

どうせ私の事なんか好きじゃないんでしょ？

もう、体の関係もおしまいにしよう

さようなら」


彼の顔を見れず、下を向いたまま淡々と言う

彼がどんな顔をしてるのか気になるけど……怖くて見れない



「ふざけんな………」



「……え？」

私は驚いて顔を上に向けると、花宮はブチ切れ寸前だった



「ふざけんなって言ってんだよ

俺が何年お前の傍にいるために手を回したと思ってんだ？


体の関係が始まった時も、お前をたっぷり甘やかして、アピールしてきた


俺にそれだけのことさせて俺から逃げるなんて許すわけねぇだろーがバーカ」



私はあまりの衝撃に固まってしまった

花宮は何年も私の事好きだったの？


自分がこんなにも愛されていることを知って、涙が頬を伝った



「私も、花宮の事が好き

ダメだって分かってるのに、だんだん花宮に惹かれていって………


私だってさよならしたくない！」



大きな声で私の気持ちを言う

花宮は突然私を抱きしめた



「残念だったな

別れたいって言っても、ぜってぇ逃がさねぇから」

「…………そっちこそ、別れたいなんて言ったら許さないから」





「「「「「「はーー!?

花宮と結婚する事になったーー!?」」」」」」



今日はバスケ部のみんなにこの事を報告した

みんな最初は反対したけど、最後は喜んでくれた




「良かったじゃん花宮

お前高校の時からあの子のこと好きだったもんね〜」

「うるせぇ原

殺すぞ」


花宮は高校の頃から私の事が好きだったみたい

意外と一途だなぁ




−−−−−−−−

いかがでしょうか!?

全然ゲス宮じゃないですね(^_^;)

すみません(。＞Д＜)

リクありがとうございました!!

貴方はとても可愛らしい人ですよ(黒子テツヤ)→←フェアじゃないからね(氷室辰也)

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