【鬼滅の刃】そして私は独りになった

二十八話 ページ31

『私、面倒くさいのは嫌いじゃないけど回りくどいのは嫌いなんだよねぇ』



理沙「な、なにが言いたいの！？

証拠があるんだったら早く出してよ！！

証拠なんてないからそんな話しだしたんでしょ！！！」





焦っているのか慌ただしく吠える屑野郎




でも、まだ……まだだ





『え？


心当たりもないの？




あー、でもしょうがないかー



君って意外と管理能力がなかったみたいだ







持ってきて』




バサッバサッバサッ




『ありがとう』


そう言って光がくちばしで持ってきたものを受け取る




しのぶ「それは……」




『ん？日記







　星野宮のね




　それ、読んでて』




そう言って柱に日記を渡す




勿論、星野宮の手には渡らないようにして







そして、その日記を手に入れた経緯を話す



　『そいつに私を信用させてそいつの屋敷の中に入れさせてもらって目を盗んでもう使っていない日記を奪ったの



　そいつの姉はよく日記を書くのをさぼったそいつを怒っていたから





　昔からの習慣はそう変えられない




　だからもしやと思ってそいつにできる限り近づいた』






話し終わって日記を読んでいる柱を見ると、反応はそれぞれだ





何を思っているのか分からない者



分かりやすく顔を歪めたり体を震わす者など




しかし、今はそんなことはどうでもいい




柱たちに聞きたいことはただ一つ




『これで、星野宮のことは分かったよね？』

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