47 : 小学生レベル ページ5
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「お待たせー！ どれも美味しそうで迷っちゃってさ！」
「まったく灰原は、あれもこれもって…………ん、どうしたんだいA？」
私達が射的を終えてそう経たない内に、それぞれが両手いっぱいに屋台メシを抱え、夏油先輩と雄が戻ってきた。
つい今しがた五条先輩から手渡され、何となくそのまま持っていた猫のぬいぐるみに気づいたらしい夏油先輩が、それへと視線を向ける。
『……あ。今、もらって』
「俺が取ってやったんだよ」
アレで、と五条先輩が顎で示した先を見やり、夏油先輩は理解したらしい。
ふふ、と可笑しそうに瞳を細めた。
「悟が射的で？ Aにプレゼント？」
「テメ傑………悪意しか感じねえ」
『あー厳密に言うとお金出したの私なんで、プレゼントっていうか、』
お前もヨケーなこと言うんじゃねぇよ！と軽く肩を小突かれ、よろけそうになった所を、小突いた張本人に抱き留められるという不思議。
何だこれ自給自足的な？(ふわっと察して欲しい)
解せぬ、と抗議の視線を送ろうが、最強は唯我独尊だ。私に睨まれたところで無問題。
「つかハラ減った。早く食おうぜ」
「ごまかし方が小学生レベルだね、悟は」
「あ"あ"？」
『止めて下さいよ、お祭り会場が吹っ飛ぶ』
洒落になんないから。
よく高専も、建物破壊されてるしね。(そして夜蛾先生がブチ切れるまでがセット)
チッ、と舌打ちした五条先輩に、夏油先輩はまた笑いを含んでから、「あそこで食べようか」と少し先の石段を指した。
皆でゾロゾロとそこへ向かい。
「じゃ、Aはここにどうぞ」
『他意はございません、みたいな顔で、自分の膝の上に座らせようとすんのやめて下さい』
当然のツッコミを入れれば、前髪先輩はわざとらしい溜息をついてみせた。
「心外だなあ。石段に直接座らせるより、良いかと思っただけなのに」
ほんと夏油先輩って、なんちゃら商法とかやらせたら成績トップだと思うよ。(確信)
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ひよ(プロフ) - ナミさん» ナミ様、こちらの話し作品にまでコメント頂き、本当にありがとうございました！嬉しかったです♥️ (2023年4月8日 14時) (
レス) id: 03402cf4a3 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - コメント失礼します｡すごく面白かったです!最後まで面白いです!!最高です(^^) (2023年4月8日 10時) (レス) @page50 id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - みーちゃんさん» みーちゃん様、はじめまして！完結済みのこちらにコメントして下さって本当にありがとうございます♥️ めちゃくちゃ嬉しかったです！お気に召して頂けたようで、光栄です！ (2023年3月27日 16時) (レス) id: 03402cf4a3 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - 最高過ぎます...。オチが夏油ｻﾏと五条ｻﾏが交互にいらっしゃる（語彙力)のが最高過ぎますしTT最後の話もおもろくて最高···尊い (2023年3月27日 15時) (レス) @page50 id: 242dc6d800 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - 夜月さん» 夜月さま、最後の最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました♥ 頂けたコメントのおかげで、何度助けられたかわかりません…！私もこの夢主、書きやすかったです(笑) また気が向かれましたら、新作も宜しくお願い致します！ (2023年1月23日 20時) (レス) id: 03402cf4a3 (このIDを非表示/違反報告)
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