【ヒプマイ】銃兎の妹の私が左馬刻さんを落とすことを宣言します2【碧棺左馬刻】

86話 ページ36

左馬刻「車では寝てたけど、ここ着いたら起きて歩いてってしてたし、そこまで心配することない。寝りゃ大丈夫だ」

はるね「よかった、、、ありがとうございます左馬刻」

左馬刻「お前の頼みだ。気にすんな」

はるね「、、、で言うことは？」

翌日のお昼頃。

正座した銃兎の前にはるねは仁王立ちで立っていた。

銃兎「悪かった」

はるね「、、、めちゃくちゃ心配したんですけど」

銃兎「あぁ」

左馬刻「ぶふっ」

様子を見に来た左馬刻は椅子に座って愉快そうにニヤニヤしている。

銃兎(左馬刻、、、理鶯は大人しいのに！)

はるね「私言ってるよね。何っっっ回も」

銃兎「はい」

はるね「どんなに忙しくても1週間に1回は帰ってきて寝て。って。」

銃兎「言ってます」

はるね「こういう事態を防ぐためなんだけど」

銃兎「存じてます」

はるね「私だって分かってるつもりだよ？パーティのこともあるから、仕事がめちゃくちゃ忙しいのも。でも、それが体を壊していい理由にはならない」

銃兎「はい。」

はるね「お兄ちゃんには私を大事にするのと同じくらい自分を大事にして欲しいの」

銃兎「、、、」

はるね「お兄ちゃんにとっての私は、私にとってのお兄ちゃんなんだよ？」

銃兎「あぁ」

はるね「、、、今日は仕事あるなら家でして。するなとは言わないから。そして日付が変わるまでに寝ること」

銃兎「わかった」

はるね「譲歩したからね。情状酌量だからね」

銃兎「わかった。」

はるね「よし。」

左馬刻「尻ひかれウサポリチャンも大丈夫そうだな」

銃兎「さっきからうるせぇぞ左馬刻」

はるね「お兄ちゃん？昨日私以上に動いてくれた左馬刻さんにもっと感謝して」

左馬刻「そーだそーだ」

銃兎「くそ」

はるね「お兄ちゃんが寝たあとも私が心配だからって残ってくれたし」

銃兎「はぁ、、、、、迷惑かけましたね。すみませんでした。ありがとうございます」

左馬刻「はるねの頼みだからなぁ？気にすんなや」

終始ニヤニヤしている左馬刻と、イラついた顔の銃兎

理鶯「まぁ、体調が大丈夫なら良かった。では、長居するのも申し訳ない。小官は失礼する」

銃兎「えぇ。すみませんでしたね理鶯」

左馬刻「俺様も用事あるから帰るわ」

はるね「わざわざお二人ともありがとうございました」

理鶯「うむ気にするな」

左馬刻「じゃーな。また今度」

左馬刻ははるねの頭を撫でる

はるね「はい！」

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