61話 ページ11
死はそんな簡単に口に出せる事じゃない。
それが分かってないバカと一緒にいたくなんかない。
でも、ここで不登校になるのは癪だ。
なにより、学校に行きたかった。
だから、私は学校に通い続けた。
何か言われたら言い返した。
お兄ちゃんはまだ組対にはいるまえだったから、家に帰ってくるのも今より早くて、発作は起こっても軽いものばかりだった。
でも、3年生になって受験勉強のストレスが溜まる。
私は頭が良かったから大丈夫だったけど、上手く行かない同級生が周りにいる。
その人たちは、私の成績がいいことに腹を立てた。
学校来てなかったくせに、勉強ができるのはおかしい。
先生が同情して点数を上げてるんだ。
なんて言われた。
その時は笑ったよね
私は努力してるっての
でも、そう信じて疑わない猿はヒートアップした嫌がらせをしてくるようになる。
お兄ちゃんも組対にはいり、時間が無くなった。
学校で1度重い発作が起こって、それ以来学校には行かなかった。
学校には行きたかったけど、行く必要は何一つなかった。
行きたい高校は池袋にあった。
色んな学科があって、人が多いという理由。
仲良くなれる人が少しはいるかもって思った。
実際、良い友達と出逢えた。
その高校、別に今のままでいける成績だったから、割と暇だった。
そこで、美容に気を配るようになった。
薬を多く服用していたこともあり、肌は荒れてたが、しっかりケアすれば大丈夫なことを知った。
高校に入学する頃には、自分は綺麗だと断言できるほどになった。
もともと、お兄ちゃんがこの顔面だから磨けば絶対美人になれるって思ってたから。
それでまぁ、今に至る。
私は、努力しない人が嫌い。
勉強だって、病院にいた頃から少しずつやったし、遅れていたから家庭教師の人が帰ったあとも勉強してた。
美容だって努力が1番効く。
1番嫌いなのは、命の尊さを知らない人だけど。
はるね「まぁ、長くなったけどだいたいこんな感じ。こうして、私はお兄ちゃんなしじゃ生きていけない体質になりましたとさ。」
銃兎「そして今日、それが塗り替えられた」
はるね「そ。左馬刻さんでも発作をおさめれた。発作に対しての、抗体があるっていうのもあるとは思うけど、これは私たちにとってとても大きい出来事」
銃兎「あぁ。」
はるね「、、、質問はある?」
杏「ううん。ない」
沙和「ズビッグスッグスッな"い"」
まい「話してくれてありがとう」
はるね「聞いてくれてありがとう」
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抹茶チョコ(プロフ) - みみみみみさん» 返信が遅くなり申し訳ありません!しばらくこのアカウントにログインができていなかったので、、、読んでくださりありがとうございます!応援すごく嬉しいです!今後ともこの作品をよろしくお願い致します! (2021年5月5日 20時) (レス) id: 84eeadec36 (このIDを非表示/違反報告)
みみみみみ - 最初から見ております!!最近だけど…ボソッ応援しております!!これからも頑張ってください!!!!! (2021年4月10日 22時) (レス) id: 46b37efe83 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶チョコ(プロフ) - Ayu_3さん» そんなふうに言って貰えるとは、、、めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます!! (2021年3月15日 15時) (レス) id: 73751f1fec (このIDを非表示/違反報告)
Ayu_3(プロフ) - 抹茶チョコさん» 御速いご対応ありがとうございます!とても大好きな作品なので更新が日々の楽しみです!応援しています! (2021年3月15日 15時) (レス) id: e9d487c6d3 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶チョコ(プロフ) - Ayu_3さん» ご指摘ありがとうございます!すみませんでした!修正致しました、、、申し訳ありません! (2021年3月15日 14時) (レス) id: 73751f1fec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抹茶チョコ | 作成日時:2021年1月30日 22時