《一松》大人をなめちゃダメ。《先生ver.》 ページ22
一松×保険医
｢先生ー、お腹痛い｣
｢とか言ってどーせまたサボりでしょ｣
｢あー、いてててててて！｣
休み時間、保健室に現れたのは一人の女子生徒。
この女、体育の時間の前に必ず来る常習犯である。
わざとらしく腹を抑えながらベッドに腰を下ろした。
｢そんなに体育嫌？｣
｢大っ嫌い｣
｢クソ松先生泣いちゃうかもねー｣
ヒヒッと彼は怪しく笑って立ち上がると、コーヒーメーカーに手を伸ばした。
｢カラ松先生は好きだけど、体育がやだ｣
｢クソ松好きなの？｣
｢スポーツマンって感じで好き｣
｢へーーーー。じゃあ体育出ればいいじゃん。｣
｢やだーーーーーー。｣
彼女はベットの上で足をバタバタとさせて、そのうち寝っ転がった。
今になっては彼女にとって馴染み深い天井の柄を暫し眺める。
ふわりとコーヒの香りが彼女の鼻を刺激し始めた頃には彼女は浅い眠りに付いていた。
｢俺がいるってわかってて…保健室に通う女子生徒ってどーかと思いますけどねぇ｣
規則正しい寝息を立てる彼女のベッド上に腰掛けると、ギシッとベッドが軋む音が保健室に響く。
猫の柄のマグカップを傾けて一口コーヒーを口に含んで飲み込んだ。
苦味が彼の理性を引き止めるように口内で広がっていく。
｢試してんのかね、俺を｣
．
｢どうだと思う？｣
薄らと目が開いて挑発的な視線を彼に注ぐ。スカートはくしゃりとシワがよって今にも見えそうなギリギリライン。
目の前に広がる何とも禁断的な光景に一松は唾を飲み込んだ。
｢どこでそんな煽り方覚えてきたの？｣
｢ふふ、おそ松先生〜。｣
｢あの馬鹿…何教え込んでんだよ…｣
彼女の手が、彼の腕を掴んで引き寄せる。
まるで、彼が彼女を押し倒したような形の出来上がり。
｢ここで私が叫んだら、先生捕まっちゃうね｣
｢…叫べないようにする｣
｢どうやって？｣
彼女の上にコーヒーが零れないようにと、マグカップをベッド付属のテーブルに置く。
｢こーやって｣
骨ばった手が彼女の口を覆う。
｢これで誰にも、助けを求められないでしょ。｣
ニヤリと笑った彼の口元から覗くギザギザした歯に冷や汗が出る。
首を噛みちぎられそうな鋭い目にゾワゾワと鳥肌が立つ。
彼は彼女の口に乗せている手に口を寄せると、パッと離して笑みを浮かべた。
｢まだガキには早い。｣
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百済(プロフ) - 皆様のコメント有難く読ませて頂いております…！亀更新ではありますが、よろしくお願いします！m(_ _)m (2018年1月28日 22時) (
レス) id: fe9dde1d5a (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - なける（ ｉ _ ｉ ） (2018年1月6日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
朱華 - おおおおお!!!カラ松格好いいよ!! (2016年8月28日 12時) (レス) id: 24638162af (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - ユウさん» 全然大丈夫です！いくつでもどうぞ＾＾ (2016年4月8日 18時) (レス) id: 47be61fde2 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - リクエストしたいんですけど…今どれくらいリクエスト来ていますか？あまり多いと大変かと思って…落ち着いたらまたリクエストさせて頂きますけど… (2016年4月6日 22時) (レス) id: 21be5ef3c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百済
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/
作成日時：2016年4月2日 20時
