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「──それでな、二人が車を飛ばしてくれて、私──空から町を見れたんだ！生まれたときからあの町に住んでるのに、私、外に出たことがなかったから、すごく楽しかった！それにすごく綺麗だったんだ！夢みたいだった！」
それからAは、目を輝かせながら楽しそうな顔で、夏休み中に二人と会ったときの話をリーにしていた。
「フレッドの運転はすごく上手くて、車に乗るのも初めてだったから、びっくりした──すっごいんだ！！すごかった！！月がこんなに近くにあった！」
「すっげーな──よかったなA！」
リーはAの頭を撫でてやりながらそう言った。Aが嬉しそうな顔をするので、リーは隣のフレッドとジョージに囁いた。
「お前らの言ってることは間違ってなかったな……こりゃたしかに可愛い──ウン。妹みたいだ」
「変なことするなよ」
「するとしたらお前らだろ！」
──────
列車から降りたあとは、馬車に乗って城まで向かった。
四つの長テーブルの周りにびっしりとみんなが座り、その上に数え切れないほどの蝋燭が宙に浮かんで、金の皿やゴブレットをキラキラ輝かせていた。天井はいつものように魔法で本物の空を映し、星が瞬いている。ホグワーツ生の黒い尖んがり帽子が立ち並ぶその隙間から、おずおずと行列して大広間に入ってくる一年生の長い列が見えた。
「見ろ、俺達の妹だ──ジニーだ」
フレッドが囁いた。ジニーはすぐに見つかった。ウィーズリー家の燃えるような赤毛が目立っている。彼らの妹のジニーは、今年からホグワーツに入学するようだった。
「ねえハーマイオニー、ハリーたちはどうしたの？」
「さあ……汽車でも見てないわ。一体どうしたのかしら……全く！」
近くの席で、パーバディとハーマイオニーがヒソヒソ話すのが聞こえた。たしかに、いつもならハーマイオニーと共に座っているハリーとロン、それにオリヴィアの姿が、そこになかった。
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鵲(プロフ) - 貴戸藍樂_きど あいらくさん» ありがとうございます〜！！エヘ…可愛く書けてたらよかったです❤❤これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2021年10月9日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
貴戸藍樂_きど あいらく(プロフ) - 続編おめでとうございます！！撫でられた時の感覚が違うって...かわいすぎやしませんか()可愛らしい絡みの中にある厳しいお母さんもまた最高です...！更新お疲れ様です！ (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1c72b51fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月9日 18時
