【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　8 ページ9

ふに、と私の腕に金髪の男の人の手が当たる。



え？当たる？


一瞬まさかと思ったが、ほんのり男の人の体温が伝わってくる。
思わず、涙が出そうになった。



「…は、？え？…だ、太宰。この娘はいつからそこに…？」


「いつから…って、国木田くんが私を見つけた時からずーっといたよぉ」



ね？、と可愛らしく首を傾けて私に同意を求めてくる。
首を縦に振ると、金髪の男の人の眼鏡が割れた。




「な、なっ…！？…俺は疲れているのか」


「仕事のし過ぎじゃないかな？今すぐ帰って寝たまえ」


「お前のせいだ包帯無駄遣い装置！！
誰のせいで手を付けていない書類が俺の机の上に回ってくると思ってるんだ！！」




言い合いが始まってしまった。
それにしても、眼鏡があんな割れ方するなんて、なんかアニメみたい…




『あ、あの！多分疲れてはいると思いますけどおかしくはなってないですよ！
私は本来は人に見えないはずなんです！』




その言い合いを静止するように、私はぱん、と両手を一度叩いて説明をした。

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