【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　10 ページ11

「ゴホンッ…見苦しい所をお見せした。申し訳ない。」



ひと悶着を終え、私がいた事を思い出したのか咳払いを一つして謝罪をしてきた金髪の男性。
怖い人かと思ったが、案外まともな人のようだ。





『いえいえ！気にしないで下さい！見ていて楽しかったですし！』


「そうだよ国木田くん〜！楽しんでもらえたならなによりじゃないかっ！」


「貴様は少しは気にしろ！！」




と、またまた飛び蹴りが茶髪の男性にクリーンヒットした。

なんだか、数年前まで通っていた高校に戻ったみたいで思わず笑みが溢れる。




「それで…君は一体…」



本題に戻ろう、と茶髪の男性が言った。




『それはこちらのセリフなのですが…まあ、いいですよ。自己紹介しますね！
私はこの神社で崇拝されている神様、名は…Aと言います。』



名字も言おうとしたが、何故か浮かばなかったので取り敢えず名前だけ言った。
自分の名字、何だったっけ？



『もちろん崇拝されているだけじゃなくて、ちゃんと仕事もしてますよ〜！
横浜の天気を決めたり、良い行いをしている人にはきちんと神様からの恩恵を与えたり…！』




ここ数年で猫達に教えてもらった、神様としてすべき事についてほんの少しだけ教えた。

ここで気づく。
おふた方が口を開けて固まっていることに。




『あ、あの…？』



「「神様！？」」

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