【文スト】 気がついたら違う世界の神様になってたとかウケるんですけど 【文豪ストレイドッグス】

ウケる　11 ページ12

『ほ、本当ですよ…？』



私が神様である、という事実を受け入れない二人。
目の前で宙に浮いて見せても、



「いやいや〜そういう異能力者なんでしょ？」



と言われてしまう。

いや、そもそも異能力者ってなんだよ、

と思いつつもなんとか信じてもらえるように頑張る。




『ほ、本当ですよ！私は神様なんです！！なんなら今から横浜の天気変えますよ！？』


「戯言を…太宰、さっさと行くぞ。仕事が溜まっている。」


「うーん…この子面白そうだけど、このままいると国木田くんに怒られるしなぁ…」





なんと、帰ろうとしている。
おい！この状況で帰るとかマジでやめてよ！！




『ちょ、ちょっと！？帰っちゃうんですか！？
そもそも異能力者？なんていうならさっきのおふた方が私を認識できなかったことはどう説明するんですか！！』



「…そういう異能力だ」



『異能力っていうものは何個も持てるものなんですか！？』




なんとか信じてもらおうとしたが、全く信じてもらえない。

茶髪の人には至っては
「神様ってお年寄りでしょ？君、見た感じ成人すらしていないじゃないか」
なんて言ってきた。




『なんですと…！？大人の魅力が無いと仰りますか！？酷い…酷いです！！
貴方には…天罰が下りますから！』




確かに成人はしていないがそこそこオ ト ナな魅力はあると思っていたのに…！！

私は、親指と人差し指で丸を作り、茶髪の男性を見た。
すると、茶髪の男性の周りに薄く文字が浮かぶ。


一応神様なのでこんなことも出来ちゃうんだなぁ




『なるほど…犬が苦手…』



「え？なんで知って…」




驚く茶髪の男性を放っておき。ぱんっ、と両手を叩いた。

すると、大きな犬がどこからか表れ、茶髪の男性を追いかけ回す。





「い、犬ぅ！？私犬は無理なのだ！！！ちょ、国木田くん助けて！？」



「はっ、少しは追いかけ回されていろ！！」



「そんなぁ！？」




助けを求めるも、無視をされている。
いい気味だ。

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