出会いは ページ6
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相葉くんとの出会いは３年半程前。
夏休みの学生でお店が賑わう８月だった。
少女マンガみたいな出会い方をして、すれ違う時に会釈するくらいの関係から、少しずつ距離が近くなっていった。
目が合ったら笑うようになって、それが一言、二言、言葉を交わすようになった。
偶然会った時に話すだけだったのが、空き時間に会いに来てくれるようになった。
「松岡さん」って呼ばれてたのが、「松岡ちゃん」になって、
秋も終わりだなという頃に初めて二人でご飯を食べた帰り、
「Aちゃんって呼んでもいい？」って聞かれた。
好きだと言われたのは12月。
「付き合ってくれませんか？」と、照れくさそうに頬を赤くして言う相葉くんに、困った挙げ句に「お友達から」と返事をした。
「お友達かぁーー……。
えっと、それは、今後彼氏になれる可能性もあるお友達？」
「えーーっと…………うん。はい……たぶん」
「じゃあ、雅紀って呼んでくれる？」
「それは……」
「じゃあせめて相葉さんじゃなくて、くん！
あと敬語も無し！ね？
お友達なんだもん。約束！」
そう言って、爽やかに笑ってくれたあの日から私は相葉くんとお友達になった。
いい人だし、惹かれる気持ちもあったのに、オッケーできなかったのは。
クリスマス前のイルミネーションのせいだったのかな、と思う。
大好きだった人に別れを告げられたのが、12月23日という、忘れようにもなかなか忘れにくい日のせいで、私はクリスマスが嫌いだ。
でもきっと、それが何月何日でも。
私は忘れることなんてできないと思う。
春風に舞う桜の花びらを見ても、夏のギラギラと照りつける太陽の日差しを浴びても、秋の金木犀の香りも、どんな景色でも彼のことを思い出すんだから。
それでもやっぱり、サヨナラを告げられた後に涙で滲んで見たイルミネーションのある季節は、意識して忘れようとしないと彼の顔が浮かぶ。
もう会うこともないのに、私の中の彼が消えない。
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510kana(プロフ) - さよさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(；Д；)こちら、福岡にあるショッピングモールをモデルにしてます(笑)更新遅くて申し訳ないです｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年4月19日 8時) (
レス) id: 776df1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
510kana(プロフ) - さとちさん» 相葉くんほんといつも片思いの役ばっかりでごめんなさい｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年4月19日 8時) (レス) id: 776df1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - いつも心臓を鷲掴みにされ、510kana様が描くお話に夢中なっています。私の生きがいで楽しみです。この碧空ブリーズに出てくるモールが 私が知ってる所にそっくりで^ ^ もしかして…とどきどきしてます（笑） (2018年4月3日 23時) (レス) id: 741ec03a5a (このIDを非表示/違反報告)
さとち(プロフ) - 相葉さーーーん(´；＿；｀) (2018年4月2日 8時) (レス) id: d1a92f5b5f (このIDを非表示/違反報告)
510kana(プロフ) - ともさん» お互い同じ人のことを好きで相談しあってたって切ないですよね(´pωq`)愛され主人公しか書きたくないので(笑)これからも好かれます！！(笑) (2018年4月2日 6時) (レス) id: b12cca8c48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：510kana
| 作成日時：2017年12月29日 8時
