33.戦おう ページ34
ストバスコートから離れた場所で私は征十郎と話すことにした
赤司「俺が黄瀬と知り合いってこと知っていたか?」
『ううん 知らなかった 私と遊実が友達ってことは? 』
赤司「知らなかった 東京に友達がいるというのは聞いていたんだが」
お互い何も知らなかった だからこそどうしていいか分からない
『私は涼太くんとずっと一緒にいたいって思ってる そのためだったら私は何でも犠牲にする』
赤司「そうか 黄瀬はその事を知っているのか?」
私は頭を横に振った
涼太くんには何も話していないことを伝えた
赤司「伝えてないのか Aが家族を捨てることを黄瀬は望まないと思うぞ 」
『じゃ 征十郎は……ううん 赤司くんはこのまま私と一緒になりたい? 遊実は平気な顔しててもすっごく無理してるんだよ?』
赤司「分かってる 俺だって 出来ることなら遊実と居たいって思ってるさ」
ならなんで そんな事は聞かない わかっているから
私たちの宿命だって事は
赤司「だから 成人するまで待ってほしいっと伝えた 成人まで 短いかもしれない その時間を俺は大切にしたいって考えてる」
『そんなこと許させると思ってるの? 待ってくれると思ってるの?』
赤司「無理だろうね きっと俺が高校を卒業したあと 遊実とは会えなくなる それくらい分かってるさ」
『私は赤司くんみたいに諦めない 』
私は赤司くんに強く訴えた 自分の気持ちを
赤司くんに言っても無駄なのは分かってるけど
赤司けんにも諦めて欲しくなかった
『戦おうよ 一緒にーー……』
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作者名:みちこ | 作成日時:2018年1月5日 14時