32.行くな （黄瀬涼太side） ページ33
赤司っちとAがなんで一緒にいたのか何となく分かってしまった
赤司っちは昔言っていた ��医者��を目指していると
そして 有名な大学を受けると 桃っちに聞いた
『ごめん 私 帰ります』
Aは泣きながらストバスコートから出ていってしまった
黄瀬「A!! 」
俺が追っかけようとすると 赤司っちに腕を掴まれた
なんで……！ なんで邪魔するんッスか
赤司「今お前が言ってもAを余計追い詰めるだけだ 俺が行く」
そう言って赤司っちは Aを追っかけてしまった
なんで 彼氏である俺が追っかけちゃいけないッスか
なんで……ッスか！
遊実「はぁ なんか こんな気がしてた」
火神「どういうことだよ」
遊実「征十郎が医者を目指してるって聞いた時 東京である人に会うって言われた時 Aの顔が一番に浮かんだ」
青峰「……黄瀬お前何してんだよ」
青峰っちは俺の前に立って そう言ってきた
何について言ってるのか俺には全く分からなかった
黄瀬「何がッスか？ 赤司っちの結婚相手に手出したことッスか？」
青峰「ちげーよ んなもん俺達に分かるわけねーだろ!! 追っかけろよ Aが待ってんのはお前なんじゃねーの？」
黄瀬「俺が行ったら追い詰めるって赤司っちが言ってたのに？ 俺におっかけろって言うんッスか!?」
俺がおもわず青峰っちに 強い言い方をすると青峰っちは思っきり俺のことを殴った
すげー重い拳だった いい加減にしろと言われてる気分だった
青峰「あいつへの気持ちはそんなもんなのか？ 追っかけろよ 考える前に それがお前だろ」
高尾「今一番辛いのはAちゃんと赤司なんじゃねーの？ 涙を拭いてくれるのは自分が望んだ相手じゃなくて 涙を拭いているのは自分が惚れた人じゃない」
黒子「まだ 間に合います 黄瀬くん 遊実さんのためにも Aさんのためにも行ってあげてください」
遊実「黄瀬くん 私は追っかけることが出来ない全部の事情を全て受け入れて付き合ったから でも黄瀬くんは違う 行って」
黄瀬「ありがとうッス 話してくる Aと ちゃんと」
泣いてるッスか？
なかなか自分の本当の気持ちを教えてくれなかったA
ちゃんと聞くッスよ Aの気持ちだから
待ってて
赤司っちのところに行かないでA!!
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作者名：みちこ | 作成日時：2018年1月5日 14時
