17.初めての日 ページ18
私達は近くにある涼太くんの実家に行くことにした
普段合宿しているから涼太くんもあまり家に帰らないらしい
黄瀬「いま 誰もいないから大したもの出せないんッスけど 」
そう言ってお茶と軽くお菓子を出してくれた
『お姉さんふたりいるんだね 』
部屋に飾ってある写真を見ると涼太くんと涼太くんとそっくりなふたりの女の人が写っていた
黄瀬「そうなんッスよ Aちゃんは?」
『1人っ子 つまんないよ』
黄瀬「1人っ子なんッスね」
そう言いながら涼太くんは写真見ている私を後ろからそっと抱きしめてきた
『どうかした?』
黄瀬「正直妬いたッス 今日のは」
何のことを言ってるのか分からなかった
黄瀬「…… A こっち向いて?」
突然呼びつけにされたせいか 心臓が1回大きく鳴った涼太くんに聞こえるんじゃないかってくらい
『ん?』
私は涼太くんの腕の中にいながら振り返った
チュッと軽く音が鳴るくらい一瞬で終わるキスをされた
あまりの驚きに 私は涼太くんの目をじっと見つめた
黄瀬「そんなに見つめられたら我慢できなくなるッスよ? 本当は聞きたいこといっぱいあったけど後でにしよっか」
涼太くんはそのまま私にまた触れるだけの優しいキスを何回もした
少しずつ深くなるキスに私は溺れた
この幸せが一生続くそう思ったのはこの日が初めてだった_______________。
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作者名:みちこ | 作成日時:2018年1月5日 14時