忘れ物 (ページ14) - 小説/夢小説

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13.現実をみるページ14

黄瀬「じゃ前話してた遊実ちゃんに会えるってことッスか？」

『うんいいかな？無理だったら断るけど』

遊実にあう前日私はいつものカフェで涼太くんと話していた

黄瀬「全然いいッスよ！むしろ会いたいッス Aちゃんの親友なんッスよね？」

『よかった～』

私が安心して飲み物を飲んでいると涼太くんは私の大好きな笑顔を見せてくれた

黄瀬「明日どこ行きたいッスか？」

『ん～どこかプラプラしたいなぁって思ってた』

黄瀬「んじゃ俺のバッシュ選んでくれないッスか？そろそろ新しいのがほしいッス」

『うん！わかった!! 』

黄瀬「じゃ明日家まで迎えに行くッス！」

『ありがとう』

いつものように涼太くんは私を家まで送ってくれた
けどいつもと違ったのは家の前に父の車が止まっていることだ

『お父さん』

私達の存在に気づくと父と父の秘書が車から降りてくる

私の父つまり時期院長だもうすぐ院長になる
貫禄だけはすごくある自分の親ながら思う

父「おかえりA 」

『ただいま戻りました』

父は涼太くんに見向きもしない
声をかけようとする涼太くんを私は止めた

父「モデルじゃうちのAとは一緒にいられない」

そう言い残して父は振り返りもせず家の中に入っていった

分かってたこんなふうに言われるのは

黄瀬「Aちゃん」

『気にしないでごめんなさい明日楽しみにしてます』

黄瀬「わかったッスまた明日ね？」

『はい！』

私は涼太くんを今出来る最高の笑顔で見送った

父「分かってるだろうな」

『分かってます＂だって私はここの跡継ぎだから＂』

私はあと何回このセリフを言い続ければいいんだろうか