忘れ物 (ページ12) - 小説/夢小説

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11.会える時間ページ12

沙葵「黄瀬くんと付き合い始めた!? 」

『うん１週間くらい前から』

沙葵「んでデートに行く前についでに私に報告に来たってこと？」

『ついでって！まぁこれから駅に向かうんだけど』

涼太くんが使う駅に行く途中に沙葵が通う高校がある

部活の休憩中に私は沙葵に報告したからついでと言われた

沙葵「とにかくおめでとう！私は部活に戻るから頑張ってね！」

『ありがとう』

デートに向かうと言っても涼太くんの部活が終わるのは20時過ぎだから会えるのは21時くらいになる

会えるのなんてちょっとの時間だけど
それでも幸せだ

そんなことを考えて駅の前のカフェで待っていると
改札から涼太くんが出てくるのが見えた

カフェの1番窓側にいつも私が座っているのを知っているからすぐに見つけてくれる

今日はこっちにおいでと涼太くんが呼んでいる
私はお支払いをして涼太くんに駆け寄る

黄瀬「Aちゃん遅くなってごめんッス自主練に夢中になっちゃって」

『全然大丈夫だよさっきお支払いする時にね？』

黄瀬「どうかしたんッスか？」

『店員さんに＇'今日は駆け寄る日なんですね＇って言われた』

黄瀬「いつも俺が走っていくからッスかね？」

『そうだと思う涼太くん私を見つけると走ってきてくれるもんね？』

黄瀬「1秒でも早く会いたいッスから！」

『ありがとう！』

会える時間があっという間に終わってしまう
涼太くんはいつも家の前まで送ってくれる

黄瀬「Aちゃん俺今週末部活オフなんッスよ！あー良かったらどこか行かないッスか？」

『行く!! 行きたいです』

黄瀬「じゃ～どこ行きたいか考えておいて欲しいッス俺も考えておくから！じゃまたね？」

『バイバイ！』