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ハリー、ロン、ロックハート、そしてジニーが秘密の部屋から生還し、マクゴナガルの部屋へやってきた。
ハリーたちから一部始終を聞いたあと、ダンブルドアは人払いをして、ハリーと二人で話をしていた。
「先生、僕ずっと気になっていたんです。どうしてAはスリザリンなんだろうって」
ハリーはずっと疑問に思っていたことを口にした。
「ケイオスはグリフィンドールに入れるか悩んだと組分け帽子も言っておったな」
ダンブルドアは口髭を触りながらそう答えた。
「それじゃあどうして」
「君はスリザリンに入りたくないと帽子に頼んだからグリフィンドールに入れられた。ケイオスはそれをしなかったからスリザリンに入れられた。それだけの違いじゃよ」
ダンブルドアはニッコリした。それでもハリーは納得ができなかった。
「でも、どうしてスリザリンなんです？まさかAのお父さんが____」
「もちろんそれは関係ないことじゃ」
「帽子はそんな理由で組分けを決めたりせん」とダンブルドアはキッパリ言った。
「去年した話を覚えておるかね？君とケイオスの違うところは、頼れる仲間がいるか否かじゃと」
「ええ、もちろん覚えています」
「君は入学当初から既にロン・ウィーズリーと馬が合っていたようだし、ハグリッドとも親しくしていたじゃろう____ケイオスは残念ながら、そういう者に恵まれなかった。勿論、彼女自身に非がないわけじゃないがの」
ハリーがスリザリンを嫌がったのは、初対面のマルフォイの印象が最悪だったという部分が大きかったが、ロンやハグリッドから「スリザリンは良くない」と教えてもらっていたからというのもあった。
「彼女がスリザリンに入りたくないと思うかどうかはさておき、その違いが寮の選択に大きく関わったのじゃ。じゃが今はどうじゃ？ケイオスには、君という仲間がおるじゃろう」
ダンブルドアは静かに微笑んだ。
「でも、Aが僕のことをそう思ってくれているのかわからないんです」
自分の膝に置いた手の甲を見つめながらハリーはつぶやいた。
「わしは、ケイオスが笑っているところを、ケイオスが君たちと一緒にいるときにしか見たことがないんじゃがの」
ダンブルドアはまたニッコリして言った。
ハリーには、その言葉だけで十分だった。
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yuu(プロフ) - ハリーオチも見てみたいって思ってしまいます🥺 (1月28日 21時) (
レス) @page18 id: 2fc2dde4c4 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - さくらねこさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしてくださる方がいるとわかって、すごくやる気が湧いてきました！こちらこそ、今後もぜひよろしくお願いします！❤︎ (2023年3月11日 21時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
さくらねこ(プロフ) - 最近は、この作品が投稿されるのが待ち遠しい日々です。更新楽しみにしています！ (2023年3月11日 19時) (レス) id: 3e43640b9a (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - ちぢぶさん» コメントありがとうございます！自分で書いていてわかりにくくないか不安だったのでそう言っていただけてすごく嬉しいです！✧私も主人公ちゃんの性格大好きなのでもっとたくさん魅力を引き出せていけたらなと思います！こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月8日 15時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - コメント失礼します！情景がすっと思い浮かんでくるような描写の仕方やキャラ達の個性が引き立つセリフの言い回しがとっても好きです...！主人公ちゃんのキャラクターも素敵で、キャラ同士の絡みも読んでてワクワクしました...！これからも応援しています！ (2023年3月7日 17時) (レス) @page27 id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむねむねむね | 作成日時：2023年2月21日 12時
