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一連の事件がハリーとロンによって解決されたらしい。
ホグワーツはお祭り状態で、夜通し祝宴が行われた。
石にされた生徒たちも無事に元に戻ったようだ。グリフィンドールのテーブルでハーマイオニーが楽しそうにしている姿を見つけて、Aはホッとした。
皆晴れやかな笑顔でチキンにかぶりつき、ケーキを頬張った。
マクゴナガルが期末試験がキャンセルになったことを告げ、Aは最高な気分だった。
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残りの日々はあっという間に過ぎ、夏休みがやってきた。
Aはホグワーツ特急の汽笛が鳴り響く駅に降りた。
少し先にウィーズリー一家がいるのが見え、Aはチラリとそちらに視線をやった。
こちらに気づいた双子の片方に、Aは「こっち来て」と口の形だけで伝えた。彼はすぐに飛んでやってきた。
「君の方から呼ぶなんて珍しいこともあるもんだな」
「あなたフレッド？フレッドじゃないと困るの」
「残念！僕はジョージさ」
「じゃあフレッドを呼んできて」
「冗談だよ、僕がフレッドだ！」
Aは双子を見分けることができないので 本当はジョージでした なんてことも十分にあり得るのだが、疑ったらキリがない…
「あなたに見せたいものがあるの」
Aはポケットに手を入れなにかを探した。
そして、Aは右手で左手の親指を掴んだ。思いっきり引っ張ると、ポロッと親指が離れた。
「それ、まだ持ってたのか！」
フレッドは目を丸くした。この手品のことを知っているのも、これをくれたのもフレッドだけだから、目の前にいる彼は正真正銘フレッドだ。
「ちょっと練習したの」
「上手だぜ。ちょっとしたクリスマスプレゼントのつもりだったけどそんなの捨てても良かったのに！物好きだなあ！」
フレッドは心底驚いたようだった。
「まさか！そんなことしないわ！私、人からプレゼントを貰ったの初めてだった」
フレッドはさらに目を見開いた。「いろいろあるの」とAは肩をすくめた。
「だから、その、すごく嬉しかった。見せるのが遅くなっちゃったけどね」
Aはニッコリ笑った。耳の先はほんのり赤く色付いている。
「言い忘れた。と、友達と遊ぶのとか初めてだったから____ありがとう」
お返しとか、そういう大層な物のつもりでは決してないが、酷く不器用で馬鹿正直なAなりにできる最大限だ。
「用はこれだけよ。それじゃ、いい夏休みを」
「ああ！Aも！新学期が待ち遠しいよ！君に会えるからな」
「調子いいこと言っちゃって！」
フレッドはニカッと笑った。
その笑顔を見て、Aはまた、フレッドと遊びたいと思った。
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yuu(プロフ) - ハリーオチも見てみたいって思ってしまいます🥺 (1月28日 21時) (
レス) @page18 id: 2fc2dde4c4 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - さくらねこさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしてくださる方がいるとわかって、すごくやる気が湧いてきました！こちらこそ、今後もぜひよろしくお願いします！❤︎ (2023年3月11日 21時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
さくらねこ(プロフ) - 最近は、この作品が投稿されるのが待ち遠しい日々です。更新楽しみにしています！ (2023年3月11日 19時) (レス) id: 3e43640b9a (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - ちぢぶさん» コメントありがとうございます！自分で書いていてわかりにくくないか不安だったのでそう言っていただけてすごく嬉しいです！✧私も主人公ちゃんの性格大好きなのでもっとたくさん魅力を引き出せていけたらなと思います！こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月8日 15時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - コメント失礼します！情景がすっと思い浮かんでくるような描写の仕方やキャラ達の個性が引き立つセリフの言い回しがとっても好きです...！主人公ちゃんのキャラクターも素敵で、キャラ同士の絡みも読んでてワクワクしました...！これからも応援しています！ (2023年3月7日 17時) (レス) @page27 id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむねむねむね | 作成日時：2023年2月21日 12時
