44.1人じゃ寝れないお年頃? ページ1
Noside
_________少女は暗闇に立っている
そして彼女の目の前には寂しそうに笑う青年がいる
名を、椿蒼と云う
椿『こんなことやらせて、ごめんな』
彼がそう云った瞬間に一つ発砲音が鳴り響き、彼の左胸は赤く染まっていき、その場に倒れた
少女は悲痛な表情をして、弾かれたように彼に手を伸ばす
椿『A。本当に、悪かった。愛してた。今まで、、でも、もう、俺のこと、、、忘れろ』
少女は彼に何かを云おうと口を開くが声が出ない
椿『あぁ、、、これで、やっと、、終わ、る、、、ひ、びき、、』
青年の体は徐々に冷たくなり、そして何も云わなくなった
少女は目を見開き、そして__________
A「っ!?」
少女、もといAは勢いよく飛び起きて肩で息をする
そして、辺りをゆっくりと見渡した
時計の時刻は深夜の2時半を指している
夜が明けるには、まだ早い
A「っはぁ〜」
整った息を次はゆっくりと吐き出し、そのまま片膝を立てて、そこに両手と頭を乗せた
そして彼女は此処最近ルーティーンとなった夢の内容を反復し、顔を横にずらしてカーテンの隙間から見える青い月を眺めながら、いつもと同じ台詞を呟いた
A「またか…」
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作者名:紫乃 | 作成日時:2023年1月30日 17時