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Aside
紅「相談があると云っておったが、内容は日に日に濃くなっていくその隈のことかぇ?」
私は此処最近の夢見の悪さを姐様に相談しにきたのだ
仕事中に。太宰さんの目を盗んで。多分バレてるけど
A「さっすが姐様。相変わらず察しが大変宜しゅうございまして…」
そう云ってソファーにぐでぇ〜っと横になったら奥の部屋から美琴が出てきた
美「うぉ…A、大丈夫か?」
A「んぁ〜美琴ぉ〜」
私は美琴のお腹に抱きつく
美琴は慣れたように私の頭を撫でた
美「どうしたどうした
と云うか、隈濃くないですか?寝れてないんですか?」
A「寝れてないって云うか、最近途中で起きちゃって寝た気がしないのぉ」
紅「なんじゃ、悪夢でも見るのか?」
A「まぁそんなとこ〜?
でもだからと云って眠気はくるから寝るしかなぁい。それで寝ると夢見が悪ぅい」
やだぁ〜と云いながら美琴のお腹に頭をグリグリと押し付ける
すると、姐様が何かを閃いた顔になった
紅「太宰と寝たらどうじゃ?」
美「え"っ」
A「太宰さんと?」
紅「誰かが側に居れば悪夢など見なくなるかも知れぬだろう?」
なるほど?
A「なるほど…お願いしてみる!」
美「え"っ」
A「ありがとう!姐様!美琴!」
私は此は良い事を聞いたと思って、元気よく立ち上がり走って執務室に戻った
美「良いんですか?」
紅「あぁ、良い良い。一石二鳥というやつじゃよ」
美「なるほど」
私が出て行った後に2人がそんな会話をしていたなんて、私は知らない
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作者名:紫乃 | 作成日時:2023年1月30日 17時